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「海外経験」は本当に強みになる? 求められるものは

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AERA#働く女性
本格的にキャリアを積みたいなら…

本格的にキャリアを積みたいなら…

 女性は比較的海外志向が強いと言われる。しかしそもそも、本当に海外で働くことは、キャリアアップにつながるのだろうか。

 海外での人材採用や現地法人の運営サポートを行うパソナの執行役員、市川知之さんは言う。

「ダイバーシティーは日本が不得意とするところ。そこを学んで帰ってくると強みになる。『多様性』は慣れだと思うんです。キャリアアップのことを考えるのなら、今後のビジョンを練ってから国や仕事内容を選んだほうがいい。帰ってきたときに、あれ?ということになる」

 海外では、求人はポジションに対して出されることが多く、特定の職種での経験を5年以上求められることはよくある。日本である程度キャリアを積んでから海外に行くほうが仕事は見つけやすい。

 本格的にキャリアを積みたいなら、海外のビジネススクールでMBAを取るのもひとつの方法。まだ女性のMBAホルダーは多くないので取得すれば武器にもなるが、留学支援のアゴス・ジャパンの赤木麻美さんは、「試験に受かるには膨大な英語の勉強時間が必要となり、試験の準備などで約2年かかる」と話す。アメリカやカナダなら学費と生活費で2年で2千万円、ヨーロッパなら1年で1千万円ほどかかるが、世界中に人脈ができ、就労ビザを発行してくれる就職先は増えるだろう。

 外資系金融機関で働く女性(32)は産休に入ってすぐに、難関とされるフランスのビジネススクールINSEADのファイナンス修士プログラムに合格した。残りの産休・育休を使ってこの学校に通うつもりだ。今の仕事をクビにならないためにも、必要以上に長い休職は避けたい。結婚後にMBAを取りに行くつもりだったが、仕事が辞められず断念した。その後、2人の子どもを出産。満を持して受験したのだという。

AERA 2015年8月3日号より抜粋


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