「サンシャインジュース」のジュースクレンズは、初心者向け、経験者向け、上級者向けのプログラムがある。今回は日替わりで3種を体験(撮影/写真部・岸本絢)
「サンシャインジュース」のジュースクレンズは、初心者向け、経験者向け、上級者向けのプログラムがある。今回は日替わりで3種を体験(撮影/写真部・岸本絢)

 記者、編集者といえば、不健康職業の代表と言われがち。忙しさを言い訳に、下がる代謝、なくなる体力になす術もないまま、気がつけば中年。そんな汚名を返上すべく、アエラ編集長自らが立ち上がった。話題の「ジュースクレンズ」に挑戦した編集長と記者の結末は…。

「ジュースクレンズ」とは、ジュースと水だけで数日の日常生活を過ごす「プチ断食」みたいなもの。ただし、そこらの自販機のジュースじゃない。素材の栄養が失われにくいコールドプレス製法のジュースで、内臓を休めつつ、「毒素」を排出。食べないのでダイエットにもなる。そんなおいしい美容法として、昨年あたりから女性誌や芸能人のブログなどでやたらと目にする。

 で、今回これに自腹で挑戦したのがアエラの浜田敬子編集長だ。これにうっかり自分も、“伴走”役に手を挙げてしまった。ジュース専門店「サンシャインジュース」で、ジュースクレンズの3日コースを2人分予約。毎日6種のジュースが提供され、1万8千円かかる。

 そうして迎えた1日目。実は自分は野菜嫌いのため、鼻をつまんで飲む小学校時代の牛乳飲みのワザで、2時間おきにやってくるジュースタイムをやり過ごすハメに。顔をしかめすぎて、シワは確実に増えた。

 おまけに3本目を飲んだころから、だるさや眠気も襲ってきた。パンフレットによれば、これは「毒素が出ている」証拠とか。早くも「棄権」の2文字も浮かんできた。そうだ。激務の編集長は、大丈夫か?

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