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親切な人を傷つけない?子どもの防犯ワードは

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 放課後の子どもを襲う事件が相次ぎ、働く親たちは不安を募らせている。対策のひとつとして、子どもの防犯意識を高めることも有効だ。

 子どもの防犯に詳しいセコムIS研究所主務研究員の舟生岳夫さんは、「子ども自身が危険を回避するセンスを磨くことが重要です」と話す。子ども自らが「危ないかも」とピンとくれば、大人が行動を制限することが少なくなり、社会への不信感を植え付けずに済む。

 例えば会話の中で、「それ、どこの公園? ママはそこを知らないから、何かあっても助けに行けなかったわ」など、危険な行動であったと子ども自身に考えさせる。散歩の途中には、「壁が両側に迫っているから、何かあっても逃げられないね」「ここで知らない人に腕をつかまれたらどうしよう」と話を振り、適切な距離感に気づかせる。実際に腕をつかんでみるのも効果的だという。

「危険と思えることがあっても『何もなくてよかった』『教えてくれてありがとう』と言う。詰問したり叱ったりすると親に黙って危険な行為をするようになりかねません」(舟生さん)

 都内で子ども2人を育てる30代のシングルマザーは、札幌市の小学生女児の連れ去り事件で男が逮捕された2月、ブログで自己流の「訓練」を提案した。子どもが誰かに声をかけられた時に、「待ってて、誰かに言ってくる!」と答え、大人を探しに行くという練習だ。

「相手が疑わしくても見知った人でも使いやすい表現で、子どももその場を離れやすい。万能薬ではないが、大多数の親切な人を傷つけなくて済みます」

AERA  2014年10月13日号より抜粋


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