専業主婦は「良妻」か「毒妻」か 妻に働いてほしくない夫の本音 (2/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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専業主婦は「良妻」か「毒妻」か 妻に働いてほしくない夫の本音

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編集部 小林明子AERA#男と女#結婚

(photo 写真部・関口達朗)

(photo 写真部・関口達朗)

「同じ年収でも、男は妻子を養うべきだという同期もいる。自分は甲斐性のない情けない男なのか。夫婦は同じくらい頑張らないとダメだと思うのですが……」

 だから、もしも妻が専業主婦になるなら完全に役割分業し、家事も育児も丸投げだ。自分は年収を上げなければならない。子どもの授業参観に行けなくても文句ひとつ言わない「良妻」になってもらわなければ、「対等」ではないと思う。

 2012年の内閣府の世論調査では「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という考え方を支持する人が増えて過半数となった。20代を中心に、性別役割分業に賛同する人は増えている。

 35~54歳を対象としたアエラの調査でも、妻が働くことを「本音では応援していない」と答えた夫が2割。専業主婦の夫の9割が「妻を愛している」と答え、共働きや「ちょこキャリ」の夫を上回った。

 日本女子大学の永井暁子准教授(家族社会学)はこう話す。

「家事・育児・家計においてすべての夫と妻が50%ずつの対等になることはありえない。それぞれの夫婦のやりやすい分担の形があっていいが、結局、妻が家事をするほど夫は満足するのが現実です」

 永井准教授が関わった12年のパナソニックの調査によると、夕食に4品以上あると夫の満足度が高かった。STAP細胞を発見した研究者の小保方晴子さんでさえ、研究内容にも増して割烹着が話題になったほど、「良妻賢母」の偶像は相変わらず強固な支持を集めている。


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