中卒でソニー会長に「働きたい」と言ったら…意外な返事 (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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中卒でソニー会長に「働きたい」と言ったら…意外な返事

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AERA#大学入試#就活
フリービット社長石田宏樹(41)初代総合政策学部長だった加藤寛は、会いにいくとすぐ、自分の名刺に「この学生にご引見ください」と紹介文を書き添えて渡してくれた。「君たちは未来からの留学生だ」という加藤の言葉は、「今、思い出しても鳥肌が立つメッセージ」という(撮影/今村拓馬)

フリービット社長
石田宏樹(41)

初代総合政策学部長だった加藤寛は、会いにいくとすぐ、自分の名刺に「この学生にご引見ください」と紹介文を書き添えて渡してくれた。「君たちは未来からの留学生だ」という加藤の言葉は、「今、思い出しても鳥肌が立つメッセージ」という(撮影/今村拓馬)

「これからは通信の時代だ。君はソニーに来るな。起業をしなさい」

 通信を学んで起業家になろう、そう思っていた石田が通っていた高校は佐賀の私立進学校。「行くなら東京大学などの国立大。どうしても私大に行くなら早稲田。慶應ボーイなんてチャラチャラしている」という雰囲気があり、当初は石田も一橋大学を志望していたという。

 ところが、1990年にできたばかりの慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のうわさを耳にして、いてもたってもいられなくなった。キャンパスは24時間開いていて、どこでもインターネットに接続できる。聞けば、「日本におけるインターネットの父」こと村井純もいるという。ここだ、と思った。

 93年に入学して村井の研究会(ゼミ)に所属したにもかかわらず、実は一度も出席しなかった。在学中に起業し、インターネットサービスプロバイダー(ISP)の立ち上げにかかわっていたからだ。「日本一のISPを作る代わりに単位をください」と村井に宣言し、約束通り、そのISPを顧客満足度ナンバーワンISPに育て上げた。



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