
64年という長い歴史を誇る吉本新喜劇が、昨年2月に間寛平が「GM」に就任し、さらなる新たなターンをむかえている。
その新時代の新喜劇の勢いの象徴のようなイベント「吉本新喜劇記念日2023」が、3月21日(火・祝)、なんばグランド花月で開催される。出演陣は、間寛平GMを筆頭に、川畑泰史、すっちー、酒井藍、池乃めだか、内場勝則、辻本茂雄、未知やすえ、島田珠代などなど豪華な顔ぶれがずらりと終結、「記念日」を盛り上げる。
「新喜劇記念日」開催を前に、寛平GMとすっちー座長に話を聞いた。
まず、「GM」という肩書についての感想を聞くと、
寛平「一生懸命がんばってますけど、みんなそう思てないよな?」
すっちー「思てますよ。でもまあ、普通にこれまで通り『師匠』って呼んでますけどね」
今回のイベントの演目の大きな目玉の一つは、昭和の時代に人気を集めた、大正時代の老舗カステラ屋を舞台に、3人の丁稚が騒動を巻き起こし人気を博した「あっちこっち丁稚」。これが令和の時代にリメイクされるというもの。当時、まだ若手だった間寛平、そして坂田利夫、木村進が丁稚を演じたが、今回の令和版も寛平GMが、さらに内場勝則、吉田裕が丁稚をつとめるという配役となっている。
寛平「僕がまだ20代のころにやっていたものを、メンバー変えてやったら絶対面白いやろうなと思って。すっちーがやってくれるやろなと思てます」
すっちー「プレッシャーがすごい(笑)」
寛平「今回面白いのは、昭和のときと逆の立場なんですよ。僕ら丁稚が一番若手やったのが、今度は3人の丁稚のうち、2人がベテランで」
すっちー「師匠たちへの絡み方が上からになりますからね、『おい、丁稚、なにしとんねん!』って。師匠たちからしたら全員後輩なのに、どやされたり命令されたりする」
寛平「どんな絡みになるんやろと、その新鮮さが楽しみです」