もし「余命半年」と言われたら? 最期を考える「もしバナゲーム」とは 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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もし「余命半年」と言われたら? 最期を考える「もしバナゲーム」とは

福原麻希週刊朝日#終活
もしバナゲーム。カードから、自分の人生において大切にしたいことや嫌なこと、価値観に合うものを選んで、場を囲むメンバーと話す (撮影/写真部・戸嶋日菜乃)

もしバナゲーム。カードから、自分の人生において大切にしたいことや嫌なこと、価値観に合うものを選んで、場を囲むメンバーと話す (撮影/写真部・戸嶋日菜乃)

 人生の最期を迎えるにあたって、夫婦や親子、きょうだい、家族であっても相手が大切にしている価値観や譲れないこと、気がかりなことを知っているとは限らない。「日常で言葉のかけらを拾い集める」といっても、なかなか、きっかけがつかめないこともある。

【画像】これはまずかった!配布がとりやめになった人生会議ポスター

 そんなとき、カードゲームをしながら対話をしてみるのはどうだろう。

「もしものための話し合い」をもじった「もしバナゲーム」は、36枚のカードで構成されている。カードには「余命半年と言われたとき」を想定して、大切にしたいことや嫌なこと、価値観などが書いてある。例えば、身体の状況として「呼吸が苦しくない」「痛みがない」、最期の時間を迎えるにあたって「自分の身体がどう変わっていくかを知る」「お金の問題を整理しておく」など。自由に自分の希望を書くカードもある。

 36枚のカードを「とても重要」「ある程度、重要」「重要でない」の3種類に分類して、とても重要な5枚のカードについて、一緒にゲームを囲む人々に、理由を説明する。この説明こそ、人生会議のピースとなる。

 米国のNPO団体が開発した「Go Wish Game(ゴー・ウイッシュ・ゲーム)」の日本語訳版。2015年、亀田総合病院に勤務する大川薫医師、蔵本浩一医師、原澤慶太郎医師(現在は、はな医院院長)の3人が考案した。「ゲームをするタイミングは、元気なときで、話したいとき。無理強いはいけない」と原澤医師。今春公開に向けて無料のオンラインゲームを開発中。(医療ジャーナリスト・福原麻希)

週刊朝日  2021年3月12日号


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