室井佑月「それを傍観という」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月「それを傍観という」

連載「しがみつく女」

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室井佑月・作家

室井佑月・作家

イラスト/小田原ドラゴン

イラスト/小田原ドラゴン

 日本は国際緊急援助隊を10日に6人、19日に1次隊と交代する形で7人出したけど。それだけでいいのか?

 この国は2011年の東日本大震災で事故を起こした福島第一原発の放射性物質がまだ漏れている。

 世界の、みんなの海を汚してもなんとも思わない恥知らずな国とのレッテルを世界中から貼られてしまう恐れはないか? 日本は1997年に、島根県隠岐島沖でロシアのタンカー・ナホトカ号が座礁し、重油流出事故を起こしたとき、その回収作業をした経験がある。あのときは、海上保安庁や海上自衛隊、そして全国から集まったボランティアで乗り切ったのだ。その経験をなぜ今、国として生かせない?

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中

週刊朝日  2020年9月11日号


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室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中

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