自称・上川隆也や渡部篤郎に会ってみると……シニアの「オンライン婚活」理想と現実 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

自称・上川隆也や渡部篤郎に会ってみると……シニアの「オンライン婚活」理想と現実

このエントリーをはてなブックマークに追加
井上有紀子週刊朝日#シニア#婚活
アプリで知り合った彼氏との出会いを語るマイさん(井上有紀子撮影)

アプリで知り合った彼氏との出会いを語るマイさん(井上有紀子撮影)

アプリでマッチングした後は、LINEで連絡を取り合った(ナツコさん提供)

アプリでマッチングした後は、LINEで連絡を取り合った(ナツコさん提供)

マッチングアプリで出会い、目標の「令和婚」を果たしたナツコさん夫婦(本人提供)

マッチングアプリで出会い、目標の「令和婚」を果たしたナツコさん夫婦(本人提供)

 スマホの普及は日本人の恋愛も激変させた。若者が利用者の中心だった「オンライン婚活」が近年、中高年の間で急速に普及しているのだ。コロナ対策で“密”を避ける流れもあり、既存の結婚相談所もオンラインに進出。体験者に取材すると、出会いに超積極的なシニアの本音が見えてきた。

【写真】「令和婚」を果たした女性がアプリでマッチングした相手とやりとりしたLINEがこちら

*     *  *
 マッチングアプリで出会った人とたった5回のデートを経てゴールインしたのは、東京都のナツコさん(仮名・50)。ポジティブで「困り眉」がかわいらしい印象だ。20年前に離別してからシングルだという。

 2年前、友人の孤独死や70代の父の再婚を間近で見て、「人生どうなるかわからない。これがラストチャンス」と婚活を思い立った。「元号が変わる19年5月1日に令和婚をする」と決意。およそ1年間の短期決戦に臨み、思いを果たした。

「年の功でしょうか。メッセージのやり取りだけでも、相手の人柄はだいたいわかります」

と話す。以前からフェイスブックなどSNSを利用してきたため、マッチングアプリもその延長の感覚。何十人とマッチングを繰り返し、メッセージのやり取りを続けた。

「今日会えますか?」と急に予定を聞く人は自分勝手だと思ったし、会話のキャッチボールがなく「仕事をどうしたら良いと思う?」と人生相談だけしてくる人もいた。「家事をやってほしい。僕のシモの世話をしてほしい」と言った人に「オムツでもしているんですか?」と聞くと、「いつまでもソープランドに行かせるんですか」。そんな求め方しかできない人はこっちから願い下げだ。

 結婚に至った相手には、当初のやり取りで「変なところも、気を使って疲れさせることもない」と感じ、会ってみた。初めての居酒屋デートで、笑顔が印象的でポジティブ思考なところが自分と似ていると思った。その後のデートでも店員への態度や、間違いを指摘した時の反応を観察してみた。ナツコさんはこう語る。

「その場の雰囲気に流されていた若いころとは違います。メッセージや対面時のしぐさの奥底に、相手の思いや性格が見える。恋愛は結婚してから始めました」


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい