河井前法相夫妻を起訴へ 「前代未聞の厳しい百日裁判になる」と元検事 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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河井前法相夫妻を起訴へ 「前代未聞の厳しい百日裁判になる」と元検事

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今西憲之週刊朝日
衆院議員の河井克行容疑者(C)朝日新聞社

衆院議員の河井克行容疑者(C)朝日新聞社

参院議員の河井案里容疑者(C)朝日新聞社

参院議員の河井案里容疑者(C)朝日新聞社

 前法相で衆院議員の河井克行容疑者と妻で参院議員の河井案里容疑者が逮捕された公職選挙法違反事件で7月8日、東京地検は河井夫妻容疑者を起訴する方針だ。

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 昨年7月の参院選で、2人は選挙区、広島の市長、町長、県議、市議、支援者に2570万円もの、カネをばらまいた、買収の容疑に問われている。さらに捜査で判明した300万円分の買収が、起訴事実に追加される見込みだ。

 すでにウグイス嬢に法定金額の2倍にあたる日当3万円を支払った公職選挙法違反(買収)で起訴され、1審で有罪判決を受けた立道浩被告は法廷でこう証言している。

「選挙は克行容疑者が全てを把握して、やっていた」

「連座制で案里容疑者が議員を続けられなくなるとダメだと思い、検察の取り調べには本当のことをなかなか話せなかった」

 捜査関係者はこう話す。

「克行容疑者は公職選挙法では総括責任者、案里容疑者は候補者になる。まさに連座制の対象として起訴する方針です」

 克行容疑者、案里容疑者はどちらも連座制、当選無効を申し立てる百日裁判となる公算が大だ。元検事の落合洋司弁護士はこう解説する。

「起訴された日から起算して、100日以内に判決を出さねばならない百日裁判。原則として公判前整理手続きなどはないので、本当に100日ですよ」

 新型コロナウイルス感染拡大で裁判が実質、休止していた4月20日から広島地裁は窓を開ける、マスク着用義務付けなど感染防止策を講じ、立道被告の公判を開いている。

 現職の参院議員で公職選挙法違反に問われて百日裁判を戦った人がいる。民社党の公認で1992年の参院選で当選。名古屋の人気ラジオパーソナリティだった、新間正次さん。明治大学中退という学歴が虚偽にもかかわらず、選挙公報に掲載したことが違法だとされ、百日裁判で争った末に失職した。新間さんはかつて、記者のインタビューにこう話していた。

「目の前に検察の大量の証拠が積まれ、必死で読んでいるうちに初公判がきた。法廷が開かれると、考える暇もなく次にまた法廷がやってくる。徹夜して法廷の準備をした。目一杯の主張はしたが、時間がなく、十分な反論ができなかったのを覚えています。百日裁判はまさに地獄でしたね」


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