

「週刊朝日」2020年2月14日号(2月4日発売、定価430円)の表紙に、98年の歴史ではじめて、公募による愛犬が登場する。
昨年末から年始にかけ、約3週間の募集期間で、多数の応募が集まった愛犬表紙モデル企画。たくさんの応募の中から、厳正な審査を経て表紙を飾るのは、ふわっふわの毛並みに愛くるしい瞳、そして笑ったような口元が印象的な、ポメラニアンの「ノリル君」(9才・雄・東京都在住)。飼い主である村瀬玲さん(37歳・東京都在住)に連れられ、スタジオに現れたノリル君は、騒いだり怯えたりすることなく、堂々と撮影に応じてくれた。
とは言え、思うようなポーズやカメラ目線を引き出すのは至難の業。好物のおやつをレンズに近づけてカメラ目線を促す“必殺おやつ作戦”を始め、飼い主の村瀬さんとカメラマンとの必死の掛け合いで、思わず口元が緩むような可愛らしい魅力が詰まった撮影に成功。
表紙は、一見、何の動物か分からないような“究極のもふもふショット”。リラックスムードの中、ごろんと仰向けになって、微笑んだような一瞬を切り取って実現した“神カット”は必見だ。
犬の表紙のほか、今号は犬特集がてんこ盛り!
惜しくも表紙モデルに選ばれなかった読者の愛犬も一挙掲載。また、天皇家の愛犬「由莉」と天皇皇后両陛下、愛子様との心温まる写真と、知られざるエピソードは必見。さらに、五輪フィギュアスケート女子金メダルのアリーナ・ザギトワ選手と、秋田犬MASARU(マサル)ちゃんとの“その後”の暮らし、そして“妹犬”との知られざる交流についても迫る。
俳優の浅田美代子さんやタレントの大久保佳代子さん、モデルの森泉さんら総勢5人の有名人と愛犬との撮り下ろし写真と、「愛犬との暮らし」や「愛犬がくれたもの」について余すところなく語ったインタビューも、読み応えたっぷり。
そのほかにも、愛犬を長生きさせるための食事・運動・しつけなどからなる“秘策”や、記憶を取り戻したり、動かなくなった手足が動くようになったりとさまざまな効果を上げているセラピードッグの実態などなど、犬好きならぬとも関心が高い大特集となっている。
(本誌・松岡かすみ)
※週刊朝日オンライン限定記事