『ねらわれた学園』眉村卓氏死去 柔道部員が閉口したノロケ話 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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『ねらわれた学園』眉村卓氏死去 柔道部員が閉口したノロケ話

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粟野仁雄週刊朝日#お悔やみ
11月3日に他界した眉村卓さん (c)朝日新聞社

11月3日に他界した眉村卓さん (c)朝日新聞社

『ねらわれた学園』『なぞの転校生』などで知られ、小松左京、筒井康隆、星新一らと「SF第一世代」とされた人気作家、眉村卓さん(本名・村上卓児)が11月3日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため大阪市の病院で死去した。享年85。

 大阪市西成区生まれの浪速っ子。大阪府立住吉高校から大阪大学経済学部に進んだ。卒業後はれんがメーカーに勤めながら小説を書き、30歳を前に作家デビューを果たす。中学生向けの小説やエッセーにも力を入れて映像化された作品も多い。1973年に出版した『ねらわれた学園』は大阪の中学校の女性生徒会長をめぐる物語で超能力も取り入れられた。81年には薬師丸ひろ子主演で映画もヒット。フジテレビでドラマ化もされた。

「いつも最初に稿を読んでくれていた」という妻の悦子さんが97年に大腸がんにたおれて闘病生活が始まると、妻あてに毎日、欠かさず笑えるような短編を送り続けた。早朝に作り、ファクスなどで送っていた。悦子さんは2002年に亡くなったが、04年に出版された『妻に捧げた1778話』(新潮新書)はベストセラーになり、11年には草なぎ剛・竹内結子主演の映画になる。眉村さんは晩年、体調を崩して入院してからも「体が動く限り書き続けたい」と話し、最近も娘で歌人の知子さんに口述筆記をさせて長編に挑んでいたという。


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