「ギャンブルは負けても快感」六角精児が借金生活を糧にできたワケ (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ギャンブルは負けても快感」六角精児が借金生活を糧にできたワケ

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六角精児(ろっかく・せいじ)/1962年生まれ。兵庫県出身。82年劇団「善人会議」(現・扉座)の旗揚げメンバーとなる。2000年にテレビ朝日系でスタートしたドラマ「相棒」シリーズで注目を集める。舞台、テレビドラマ、映画などで活躍。15年には、NHK BSプレミアムで初の冠番組「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」がスタート。六角精児バンドとして、今年12月に2ndアルバム「そのまま生きる」をリリース。 (撮影/写真部・小黒冴夏)

六角精児(ろっかく・せいじ)/1962年生まれ。兵庫県出身。82年劇団「善人会議」(現・扉座)の旗揚げメンバーとなる。2000年にテレビ朝日系でスタートしたドラマ「相棒」シリーズで注目を集める。舞台、テレビドラマ、映画などで活躍。15年には、NHK BSプレミアムで初の冠番組「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」がスタート。六角精児バンドとして、今年12月に2ndアルバム「そのまま生きる」をリリース。 (撮影/写真部・小黒冴夏)

(c)ヴァンブック

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 気になる人物の1週間に着目する「この人の1 週間」。今回は俳優・六角精児。7年前上梓されたエッセーの帯には、「ギャンブル狂い、サラ金地獄」などの文言が並んでいた。裏の「人生捨てたもんじゃない」のコピーが、現在公開中の主演映画と同じなのは、偶然だろうか。

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*  *  *
 ずっと、“受け身の人生”を送ってきた。

 小学生の頃は、教育熱心な母親に「勉強しなさい!」と言われて育った。「いい大学に入って、いい会社に入りなさい。人生の敗者になってはいけない」が、母の口癖だったという。

「頭ごなしに、『勉強は大事! 勉強しなさい』と言われるたびに、『そうなのか』と納得するわけでも、『そうじゃない!』と反発するわけでもなく、『そうなのかなぁ……』と、ぼんやりと感じながら生きていました。でも、怒られながら勉強するのはつらくて、集中できなかったし、成績も伸びなかった。勉強が楽しいなと思ったのは、小学5年生の時です。非常に素敵な先生に出会って、その先生に教えてもらうのが好きだったものだから、頑張ってみようと思ったんです」

 大好きな恩師と別れ、中学に進学すると、また勉強がつらくなった。

「中学時代は、何も思い出せないほど、面白くなかった。記憶にあるのは、ラジオを通して大好きになった洋楽を聴いていたことと、学校で誰からも相手にされなかった思い出だけ。特に女性からは、全く相手にされませんでしたね(苦笑)」

 それが、地元の名門である県立厚木高校に進学すると、「母に叱咤激励されながら勉強したことは無駄じゃなかった」と後に気づくような、いい友人との出会いに恵まれることに。

「勉強だけでなく趣味とか価値観に対する思考レベルが高い人たちが、ものすごく多かったんです。その仲間たちからは、いろんな刺激を受けました。僕がお芝居の世界に入るきっかけを作ってくれた(劇作家で演出家の)横内謙介さんとの出会いも高校時代。当時の友達とは今でも付き合っています」


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