仏レストランで「梅干しと青シソのスープ」 平松洋子が衝撃を受けた味 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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仏レストランで「梅干しと青シソのスープ」 平松洋子が衝撃を受けた味

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沖村かなみ週刊朝日
コート ドール 冷製 梅干しと青シソのスープ/昭和61年に創業以来、季節ごとに数々の名物料理でファンを魅了し続けてきたフランス料理店。写真はつねに斉須政雄シェフ自身の手で、作りたてを提供するという夏限定の冷製スープ。梅干し、シソの葉、漉したトマトの果汁、アボカドをミキサーで回して仕上げるが、シンプルなだけに素材の配合が難しい。アボカドのとろみのなかに、梅干しの酸味や青シソの香りがきいて清涼感を呼ぶ。シェリービネガーでマリネした金糸瓜の浮き実も味のアクセントとなる。3000円。税別。※9月上旬まで提供のため電話で要確認 (撮影/写真部・片山菜緒子)

コート ドール 冷製 梅干しと青シソのスープ/昭和61年に創業以来、季節ごとに数々の名物料理でファンを魅了し続けてきたフランス料理店。写真はつねに斉須政雄シェフ自身の手で、作りたてを提供するという夏限定の冷製スープ。梅干し、シソの葉、漉したトマトの果汁、アボカドをミキサーで回して仕上げるが、シンプルなだけに素材の配合が難しい。アボカドのとろみのなかに、梅干しの酸味や青シソの香りがきいて清涼感を呼ぶ。シェリービネガーでマリネした金糸瓜の浮き実も味のアクセントとなる。3000円。税別。※9月上旬まで提供のため電話で要確認 (撮影/写真部・片山菜緒子)

コート ドール/東京都港区三田5―2―18 三田ハウス1F (営)12:00~14:00L.O.、18:00~20:30L.O.(休)月、第2・第4火 (撮影/写真部・片山菜緒子)

コート ドール/東京都港区三田5―2―18 三田ハウス1F (営)12:00~14:00L.O.、18:00~20:30L.O.(休)月、第2・第4火 (撮影/写真部・片山菜緒子)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回は、エッセイスト・平松洋子さんの「コート ドール」の「冷製 梅干しと青シソのスープ」だ。

【写真】「コート ドール」の店内の様子はこちら

*  *  *
 毎年暑い時期になると、自然と体が欲して「食べたい!」と思い浮かぶのが、この冷たいシソのスープ。梅干しや青シソの葉が使われ、アボカドでとろみがつけられた斉須シェフの夏のスペシャリテです。かつて、フランスで研鑽を積まれたシェフが帰国後、日本人であることを意識して作られた料理だと聞きました。

 いつもこのスープをいただくと、ひと口めで稲妻がピカッと光るような酸味を感じて、脳天に衝撃が走ります。頭が冴え冴えとして、それが1年間続くような感じがして──これ以上、酸っぱくても、アボカドのとろみがつきすぎてもだめ。斉須シェフが著書で「絹糸の中を渡るようなあやうさ」と、この料理を表現されていますが、まさに際(きわ)をゆく味です。しかも何度いただいても、新鮮さが減じない。めざすピンポイントに着地して、つねに衝撃を与え続けられる料理って、おいそれと出逢えるものではありません。唯一無二の一品に、つねに衝撃を受けています。

(取材・文/沖村かなみ)

「コート ドール」東京都港区三田5‐2‐18三田ハウス1F/営業時間:12:00~14:00L.O.18:00~20:30L.O./定休日:月、第2・第4火

週刊朝日  2019年9月13日号


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