これは会社も一緒。会社をリスペクトしているから、そこにいる自分も誇れる。

 EXILEのLIVEを観たときに、あとから入ってきたメンバーもそこに大きなEXILEへのリスペクトがある。そしてあのLIVEを見た後輩の人たちもまたリスペクトするだろう。

 リスペクトされ続けるものは、ずっと輝く。輝き続けるために、変わることを恐れない。温故知新と新陳代謝。実はすごく近いところにあるんじゃないかと思ったり。

 ふと思う。人からリスペクトされるような人になりたいと思うが、それよりも、自分がリスペクトできる人やものが何個あるかって、その人の人生にとって大切なことだなと思う。これからの人生、自分がリスペクトできる人やものともっともっと出会えますように。そのために走ろう。

週刊朝日  2018年11月9日号

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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