「電気代0円生活」に学ぶ大停電の乗り切り方 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「電気代0円生活」に学ぶ大停電の乗り切り方

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吉﨑洋夫週刊朝日

レジャーシートを使ったソーラークッカー(本人提供)

レジャーシートを使ったソーラークッカー(本人提供)

オイルランプの上に植木鉢をかぶせたストーブ。その上ではお茶を温められる(本人提供)

オイルランプの上に植木鉢をかぶせたストーブ。その上ではお茶を温められる(本人提供)

気化熱でベランダの温度を下げることができる「打ち水ぽたりん」(本人提供)

気化熱でベランダの温度を下げることができる「打ち水ぽたりん」(本人提供)

フジイチカコさん。自転車型トレーニングマシンに発電モーターをつけた「人力発電機」を利用している (c)朝日新聞社

フジイチカコさん。自転車型トレーニングマシンに発電モーターをつけた「人力発電機」を利用している (c)朝日新聞社

 北海道全域に及んだ大規模停電。復旧しつつあるが、今もエアコンや冷蔵庫が使えず、不便な生活を強いられている人は多い。こうしたときに、できるだけ快適に過ごすにはどうすればいいのか。「電気代0円生活」を実践する染織作家で、ソーラー女子のフジイチカコさんに極意を聞いた。

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 フジイさんは東日本大震災をきっかけに、節電生活を始めた。2012年9月には電力会社との契約を解除。それからは必要な電力は自分でつくる、「電気代0円生活」を送っている。

 一般的な生活では電気は不可欠のはずだ。でもフジイさんは、「電気がなくてもなんとかなるものは意外と多い」という。

 まずは調理だ。お米やお肉など生では食べられない食材はたくさんある。

 フジイさんは「ソーラークッカー」を使っている。太陽光を活用したコンロみたいなものだ。アルミのレジャーシートや段ボールなどで自作できる。

 晴れていれば、お茶わん一杯ぐらいの米なら、1時間程度で炊ける。200グラムの鳥の胸肉なら1時間半程度で焼ける。ほかにも、おにぎりなどの温めや、湯沸かしもできるという。

 カセットコンロなどが使えるなら調理の幅は広がる。ニンジンやジャガイモなど、火が通りにくい食材でも心配ない。やり方は簡単だ。食材を鍋に入れ5分ほど沸騰させたら火から下し、新聞紙に包んでから、さらに毛布で包む。そのまま20分置いておくと、火が通っているという。

「災害時に温かいものが食べられるだけで、精神的にも落ち着きます。家にあるものを工夫すれば、いろいろ簡単に調理できますよ」(フジイさん)

 停電中に苦労するのは、やはり明かりだ。懐中電灯の使い方にもコツがある。フジイさんは照明のように上からつりさげるよりも、天井や壁に向かって光を当てた方がいいという。白色やベージュ色の天井や壁なら、光を反射し、部屋全体がほんのりと明るくなる。懐中電灯の周りに鏡など光を反射させるものを置くと、より明るくすることもできる。

 懐中電灯がなかったり、電池が切れたりしたときは、身近なモノでオイルランプを作ることもできる。用意するのは、サラダ油といったどこの家庭にもある油。小皿やカップに油を注ぎ、キッチンペーパーなどでつくったこより入れて、火をつければいい。



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