では、どこから“シャイニングマンデー”という言葉が出てきたのか。この言葉は、2017年の衆院選で、公明党が選挙マニフェスト内でうたっていたもの。

「世間的にどうかはわかりませんが、省内職員の間ではこの言葉は知られていた」(担当者)

 みずほ総合研究所の経済調査部主任エコノミストの宮嶋貴之氏は、本来は働き方改革の一環と指摘する。

「プレミアムフライデーは小売業界からの要請もあり個人消費にフォーカスされたが、経産省の本来の狙いは働き方改革もあったはず。曜日固定で推奨するというよりは、柔軟に休みを取って欲しいというだけではないか。“シャイニングマンデー”がもし実施されたとしても、短期型の経済効果としては大きな効果はないと思うが、中期的には日本の働き方改革としては大きいし、労働生産性が上がる可能性はあります」

 今回の報道で「休みが増えるかも?」とぬか喜びした人もいたかもしれない。

 いずれにせよ、日本の働き方改革はまだ道半ばなようだ。(本誌・大塚淳史)

※週刊朝日オンライン限定記事