“オウムシスターズ”次女と交際を黙認された端本悟の怒り「麻原さんを許せない」 <教団エリートの「罪と罰」(6)> (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“オウムシスターズ”次女と交際を黙認された端本悟の怒り「麻原さんを許せない」 <教団エリートの「罪と罰」(6)>

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証言拒んだ「沈黙の男」
 横山真人死刑囚 (C)朝日新聞社

証言拒んだ「沈黙の男」  横山真人死刑囚 (C)朝日新聞社

勝手気ままな「フリーマン」 端本悟死刑囚 (C)朝日新聞社

勝手気ままな「フリーマン」 端本悟死刑囚 (C)朝日新聞社

 医師、弁護士、科学者……「宗教国家」を夢想した麻原彰晃の下には、高学歴で才能あふれるエリートが集まっていた。26日に死刑が執行された、勝手気ままな「フリーマン」端本悟と証言を拒んだ「沈黙の男」横山真人。地下鉄サリン事件から17年となった2012年、最後の特別手配犯3人の逃亡生活にピリオドが打たれた年に発売された『週刊朝日 緊急臨時増刊「オウム全記録」』では、オウム真理教を徹底取材。麻原の操り人形として破滅へと堕ちていった彼らの、封印されたプロファイルをひもとく――。

【死刑囚12人の写真はこちら】

物理の秀才が麻原の「浮揚」を信じた瞬間 <教団エリートの「罪と罰」(5)>よりつづく

■勝手気ままな「フリーマン」
<端本悟(はしもと・さとる)>

(1)生年月日:1967年3月23日
(2)最終学歴:早大法学部中退
(3)ホーリーネーム:ガフヴァ・ラティーリヤ
(4)役職:自治省
(5)地下鉄サリン事件前の階級(ステージ):愛長

 勝手気ままな性格で、信徒仲間から「フリーマン」と呼ばれた男は、武術の腕を買われて教団の“戦闘要員”を務めていた。

 北海道出身。都立高を卒業後、早大法学部へ進学した。大学2年のときに、入信した高校時代の友人を取り戻そうとオウムについて調べるうちに興味を持ち、セミナーに参加。当初は両親に、

「弱虫の集まりみたいな集団だ」

 と話していたが、取り込まれて入信し、88年末に大学を退学して出家した。

 物静かで線が細かったが、大学時代には空手サークルに入っており、89年、教団内の武道大会では元ボクサーの信徒などを破り優勝。麻原から「減量してボクシングの世界チャンピオンになれ」と指示されるなど「武道の達人」と認識され、教祖の警護役に抜擢されたことが運命を変えた。

 同年11月の坂本弁護士一家殺害事件では、腕を見込まれて直前に実行役6人の一人に選ばれた。「ポアしろ(殺せ)」という命令に逡巡したが、「教団で生きていくにはやらなければならない」と、犯行を決意。坂本弁護士の顔を殴って組み伏せたり、叫ぼうとする妻・都子さんの腹にひざを強く打ちつけたりと“制圧”役を担い、他のメンバーとともに一家3人を殺害した。


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