プロゴルファー丸山茂樹が日米“炎上”の違いを指摘 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

プロゴルファー丸山茂樹が日米“炎上”の違いを指摘

連載「マルちゃんのぎりぎりフェアウエー」

このエントリーをはてなブックマークに追加
丸山茂樹週刊朝日#丸山茂樹
丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日大で活躍、アマ37冠で92年にプロ入り。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制している

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日大で活躍、アマ37冠で92年にプロ入り。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制している

日米“炎上”の違いを指摘(※写真はイメージ)

日米“炎上”の違いを指摘(※写真はイメージ)

 プロゴルファーの丸山茂樹氏は、全米オープン選手権で起きたルール違反について言及する。

*  *  *
 テレビのお仕事で「全米オープン選手権」(6月14~17日、米ニューヨーク州ロングアイランドのシネコックヒルズGC)へ行って参りました。アメリカのブルックス・ケプカ(28)が昨年に続く連覇を果たしましたが、今回の全米オープンはフィル・ミケルソン(48)のよくない話題で持ちきりでしたねえ。

 ご存じの方も多いでしょうけど、少々状況の説明をさせてもらいます。フィルは3日目の13番パー4で約3メートルの下りのボギーパットを打ちました。カップを通りすぎたボールが、加速します。すると彼は小走りでボールを追い越して、まだ動いているのにカップへ向けて打ち返したんです。フィルはこれで2罰打を受け、このホールは「10」でした。

 違反をしなければ、ボールは傾斜を下ってグリーンから出ちゃってたでしょうね。彼はアテスト後、「2罰打を受けると分かってやった。だらだら続けるより、罰があっても気持ちを切り替えるべきだと思った。早く次のホールへ行きたかったんだ」と話したそうです。

 8番から11番までは4連続ボギーでしたし、「早く次へ」という気持ちは分からなくはないですけど、あれはダメ。ゴルフでは一番しちゃいけないことです。ルール上、ほかの違反と同じ罰だとしても、やっていいことと悪いことがありますから。

 あれをやって、「ふざけるなUSGA(全米ゴルフ協会)」って言うんなら、まだよかったですよ。「こんなピンの位置おかしい」とか、「グリーンの硬さと速さにピンの位置が合ってない」とか文句をつけるんなら。それを「ルールを上手に使っただけ」みたいなことを言うなんて、フィルらしくなかったですね。僕は長年彼といますけど、クレバーな人ですから。

 あれが日本のゴルフ場で起こってたら、もっと大騒ぎになったでしょうね。でもアメリカでは「あんなのUSGAが悪い」「ゴルフ場が悪い」って言う人がいっぱいいますから。ファンの中にもね。だから翌日、スタートホールのティーグラウンドに行っても彼にブーイングの一つもなかったそうですよ。逆に大拍手で。そこは日本と大きく違うところですね。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい