「幸せそうな子どもを見ると腹が立つ」 大人になってぶり返す“虐待サバイバー”の傷跡

ヘルス

2018/06/20 07:00

 幼児の虐待死が相次いでいる。「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」などのメモを残して亡くなった、東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(5)。北九州市の小倉北区では、5月に納富優斗ちゃん(4)をテレビ台の引き出しに閉じ込めて殺害したとして、父親を殺人容疑で逮捕。また、優斗ちゃんの妹に高熱の液体をかけるなどの虐待をしたとして、母親も傷害容疑で逮捕された。子どもの虐待“死”が注目されるが、その死は氷山の一角だ。生きるために虐待に耐えた傷跡は、大人になってさらに深刻になる。中には自分のトラウマ(心の傷)に気づいていない人もいるという。負の連鎖を断ち切るには、どうしたらいいのか。医療の場では、トラウマの治療が行われている。

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