佐久間健一(さくま・けんいち)/2017年ミス・インターナショナル世界大会公式トレーナー。年間4000件以上、延べ3万人を超える女性を理想の身体へ最短で導いた実績を持つ
佐久間健一(さくま・けんいち)/2017年ミス・インターナショナル世界大会公式トレーナー。年間4000件以上、延べ3万人を超える女性を理想の身体へ最短で導いた実績を持つ

 たった1分のエクササイズをわずか2週間続けるだけで、おなかのたるみが改善されてくる。首のたるみもキュッ。大人気トレーナーが「週刊朝日」だけにこっそり教える、たるまない技術。7月28日号で大反響だった顔編に続き今回はボディー編、開講!

 著書『モデルが秘密にしたがる体幹リセットダイエット』が空前の大ヒット。現在50万部突破と快進撃の佐久間健一さん。佐久間さんはモデルやアスリートだけでなく、数多くの一般女性のダイエットや体形リセットの指導もしている。「どんな体でも必ず結果を出すというのが、僕の信条です。50~60代の方は、男性も女性も加齢と共に体幹(姿勢を保ち、全身のバランスをとる胴体部分)の筋肉が弱くなり、骨盤が後ろに傾くことから体の前面がゆるんでたるみが進むのです。まず目立つのはなんといってもおなかですよね。おなかのたるみ改善には、“椅子にすわったままエクササイズ”がおすすめです」

 やり方は実に簡単。デスクワーク中や、車や電車の移動中、あるいは食事中など、とにかくすわっている間に行えばいい。体が前に傾いたり、背中が丸まったりしないよう、背筋をきちんと伸ばしてすわる。そして息を吸っておなかをへこませ、3秒間キープする。これを20回繰り返すだけだ。

「このエクササイズはゆるみがちなおなかのほか、背中や肋骨、肩甲骨まわりの筋肉までをすわったまま、まとめて使えます。体幹の筋肉が鍛えられ、消費エネルギーもグンとアップするので、いいことずくめなんですよ」

 そしてもうひとつのおすすめは、“超簡単肩甲骨リセットエクササイズ”だ。

「骨盤が後ろに傾いてくるとだんだん肩が前に出てきて、背になります。猫背というのは、本来背骨の真上にあるべき頭が前に出てしまっている状態。頭は体重の10%近くあるので、それを支えるために肩まわりの筋肉が異常に使われてしまって肩こりや首こりがひどくなります。そうすると肩甲骨の動きも悪くなり、鎖骨や肋骨の動きも制限され、下腹や腰まわりに脂肪がたまってたるんできてしまう。これを防ぐためには、骨盤後傾&猫背と真逆の動作を日々の生活に取り入れることが大切です」

 このエクササイズも、すわったままでできる。

「寝起きとか、デスクワークの合間にやるのがいいですね。ふだん会社で長時間同じ姿勢でデスクワークをされている方は、2時間おきくらいに行うのがベストです」

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