週刊朝日9月15日号 表紙の峯田和伸さん(撮影/川島小鳥)
週刊朝日9月15日号 表紙の峯田和伸さん(撮影/川島小鳥)

 おかっぱ頭でバイクにまたがる“変なおじさん”。NHK朝ドラ「ひよっこ」で、ヒロイン・みね子(有村架純)の叔父・宗男役を務め、異彩を放っている峯田和伸さん。

 本職はロックバンド「銀杏BOYZ」のボーカル&ギターだ。ひとたびステージに立てば、激しくギターをかき鳴らし、叫び、たちまち会場を狂乱の渦に巻き込む。

 青春の不条理や不器用な生き様を率直に歌い、若者の圧倒的な支持を集める。共感する文化人も少なくない。脚本家の宮藤官九郎(47)、漫画家のみうらじゅん(59)、編集者の末井昭(69)の各氏らがメディアで激賞してきた。表紙を撮った川島小鳥さんもその一人。2007年以降、銀杏BOYZのジャケット写真を撮り続けている。

 若者の代弁者としてステージに立ち続ける孤高のロッカーも、12月で40歳。

7月から3カ月連続でシングル「エンジェルベイビー」「骨」「恋は永遠」とリリースし、10月には初の武道館公園も控えている。ミュージシャンとしても役者としても、ますます目が離せない。

週刊朝日 2017年9月15日号より抜粋