ヤクルトがリーグ優勝! 東尾修「予想できなかった」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ヤクルトがリーグ優勝! 東尾修「予想できなかった」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
リーグ優勝を決め、胴上げされるヤクルトの真中監督(10月2日) (c)朝日新聞社 

リーグ優勝を決め、胴上げされるヤクルトの真中監督(10月2日) (c)朝日新聞社 

 東京ヤクルトスワローズが14年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした。西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、勝敗を分けたのは「意識改革」だったという。

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 ヤクルトが14年ぶりにリーグ優勝を果たした。優勝マジック1としてから、少し硬さも見えたけど、優勝経験のないチームだから、仕方がない。大混戦の中で、自分たちの野球を貫いたからこその栄冠。素晴らしい戦いぶりだった。

 私は順位予想をする際には救援陣の充実ぶりから判断すると、以前もこのコラムで書いた。開幕前、ヤクルトがこれだけの救援陣を整備できるとは思わなかったから、優勝は予想できなかったよ。守護神のバーネットにセットアッパーのオンドルセク。7回にはロマンと秋吉を揃えた。シーズン終盤には変則左腕の久古も安定した投球をみせた。

 ただ揃えただけじゃない。高津投手コーチのブルペンでの投手の準備も見事だった。登板数を抑えるのではなく、ブルペンでの球数をうまく抑えた。守護神、セットアッパーだけでなく、7回に登板する投手も、試合ごとにローテーションを組んで決めていたようだ。何度もブルペンで投球練習をしてから、マウンドに上がる投手は少なかったと聞く。

 救援陣が安定すれば、先発陣にも「6回まで全力で抑える」という目標ができる。シーズン終盤、ベテランの石川が中4日で先発したが、球数は少なかった。救援陣の整備が先発に好影響を与えた。さらに言えば、リードした展開に持ち込めば勝てるという、自分たちのストロングパターンを見いだした。そのパターンで負けたとしても、「これで負けたら仕方がない」と次への切り替えが利く。真中監督は先発投手を引っ張らず、迷うことなく投手交代を繰り出していた。


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