丸山茂樹が“休業”中ながら試合参加 本人が語る「心配なこと」とは? 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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丸山茂樹が“休業”中ながら試合参加 本人が語る「心配なこと」とは?

連載「マルちゃんのぎりぎりフェアウエー」

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孔明と藤田の賞金王争いが楽しみです (c)朝日新聞社 

孔明と藤田の賞金王争いが楽しみです (c)朝日新聞社 

 左手親指の慢性亜脱臼によりツアーから遠ざかっていたプロゴルファーの丸山茂樹氏が11月、今シーズン2戦目の試合に挑むという。

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 国内男子ツアーのブリヂストンオープン(10月23~26日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦)でテレビ解説のお仕事をしてきました。

 小田孔明(36)が1打差で藤田寛之(45)をかわして今シーズン2勝目。これで孔明が藤田を抜いて、賞金ランキングのトップに立ちました。

 僕が思うに、孔明自身がまったく納得できない内容だったのに勝てたという感じじゃないでしょうか。アイアンショットの調子が相当悪かったはずです。

 あれで勝てるのが、逆に彼のいまの充実ぶり、あるいは我慢強さを示しているんじゃないでしょうか。ティーショットのクオリティーがすごく高かった。アイアンショットがもうちょっとよくって、パターが入ったら、ぶっちぎりの優勝だったんじゃないですか。

 ティーショットが90点、アイアンショット60点、アプローチ・パターが70点ぐらいの中で勝っちゃった感じです。まあ素晴らしい安定力というか、最近の孔明の強さを感じさせましたよね。初の賞金王へ、申し分ない貫禄や風格が出てきてますよ。

 ラウンド解説でコースを歩いていると、いろんなことを思い出しましたよ。1995、96、99年と、3度も優勝させていただいた試合ですからね。「僕だったら、こう攻めるなあー」とか、「ここはこういう感じだったなー」とかね。

 袖ケ浦はティーショットでドライバーを持たなくていいホールがいくつかあるんです。僕みたいにティーショットがあんまり上手じゃない人間にはありがたかった。それとパー5のホールで2オンできるような距離のとこが結構あったから、パー5を主体にしてスコアメーキングができたんですよね。「ここは狙っていこう」「ここは我慢」って、メリハリのあるコースマネジメントができたから、3勝できたんだと思います。

 ラウンド解説でコースの端っこを歩いてるとね、そりゃあ選手として堂々と真ん中を歩きたい、って思いますよ。同い年の藤田が賞金王争いをしてるし、トシの近い宮本勝昌(42)や片山晋呉(41)もブリヂストンでトップ10に入ってますからね。でも、いまは我慢のときですから。

 と言いつつ、僕も主催者推薦でダンロップフェニックス(11月20~23日、宮崎・フェニックスCC)の出場が決まりました。無事出られたら、今シーズン2試合目になります。

 懸案の左手親指の慢性亜脱臼ですけど、最近新たな治療法を試していて、少しだけ上向きなんです。でも本来は9月に手術して今シーズンはお休みのはずだったから、結構ゴルフ以外のお仕事を詰め込んじゃってて……。その間を縫うようにして、フェニックスに向けて体をつくっていこうと思います。

 できることなら予選を通過して、4日間プレーしたいですよね。でも、なんせ7月以来の試合ですからね。試合勘が戻るのかどうかが心配だし、ほかにも懸念材料がいっぱいです。

 とはいえゴルフの目標ができたのは、僕にとって本当に大きなことです。さあ、これからモチベーションを上げて、前向きにいきますよっ!

週刊朝日  2014年11月14日号


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丸山茂樹

丸山茂樹(まるやま・しげき)/1969年9月12日、千葉県市川市生まれ。日本ツアー通算10賞。2000年から米ツアーに本格参戦し、3勝。02年に伊澤利光プロとのコンビでEMCゴルフワールドカップを制した。リオ五輪に続き東京五輪でもゴルフ日本代表ヘッドコーチを務める

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