ロンドン五輪で28年ぶりのメダルを獲得したバレーボール女子「火の鳥ニッポン」。快挙の先に、サプライズがあった。不動のセッター竹下佳江(34)が、プロ野球広島の江草仁貴投手(31)と結婚していたのだ。

 銅メダルを獲得した翌日の記者会見。竹下は一部報道を受けた質問に、「結婚しています」と答えた。

 江草はバツイチ。彼の母によると、今年3月に入籍。お姑さんが、喜びいっぱいに振り返る。「去年の暮れに、息子から『紹介したい人がいる』と言われて、大阪のレストランで佳江さんと初めて会いました。テレビで見ていたときの印象とは違って、可愛らしい、ごく普通の女性でした。気さくに話してくれましたし。その後、夫が骨折したときにも『大丈夫ですか?』とメールをくれました。本当に優しくて、気が利く人なんだなあと思いましたね」

 さて江草だ。彼の野球人生を振り返ってみよう。2002年秋のドラフトで、専大から自由獲得枠で阪神に入団。左の中継ぎとして05年は51試合に投げてリーグ優勝に貢献した。さらに07年から3年連続で50試合以上に登板したが、11年はl軍での登板機会に恵まれず、シーズン途中で西武へトレード。さらに今年3月に広島へトレードされた。再起をかけた地元の球団でもl軍に定着できず、現在も2軍暮らしが続いている。スポーツ紙記者は言う。「とにかくコントロールが悪いんですよ。この先も浮上できないようだと、今オフに戦力外通告という可能性も十分ありますね」

 江草の母はなれそめについては知らないそうだが、江草が阪神にいた昨年までは同じ兵庫県内で暮らしており、マネジメント会社も一緒。そのあたりで意気投合したと考えられる。

※週刊朝日2012年8月31日号