大津いじめ自殺 被害者祖父が語った「金を盗んだ孫の手紙」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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大津いじめ自殺 被害者祖父が語った「金を盗んだ孫の手紙」

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 芸能人や政治家など、多くの著名人がコメントをあげるほど大きな衝撃を与えた大津市のいじめ自殺問題。被害にあった中2男子生徒(当時13、以下被害少年)の祖父が、異変の前兆を明らかにした。

*  *  *
 正直、自殺する前まではいじめを受けていることには、全然気づかなかった。特に悩んでいる様子もなかった。けど、いま思うとおかしいなと思うときはあった。

 うちは店をもう何十年もやっていて、一度も泥棒に入られたことがない。けど、あるときにレジのお金が数万円足りない。数日後、実はあの子が盗んだということがわかって、息子(被害少年の父親)がものすごい勢いで怒った。それで、あの子から謝罪の手紙が来た。〈おじいちゃん、おばあちゃん、お金を盗ってごめんなさい。僕は悪い友達と付き合っていません〉という内容だった。何で、あのときに気づいてあげられなかったのか、今でも悔やみます。

 あの子はとにかく優しい子だった。だから、殴られたり、嫌がらせをされても愛想良く笑顔でいたんだと思う。何で学校側や教育委員会は最初に動こうとしなかったのか。たくさんの生徒が現場を見ていて進言しているのに、先生たちが動かなかったのは本当におかしい。とにかく悔しい。何であの子が死ななければならなかったのか、あの子のためにも、徹底的に調べてほしいと思います。

※週刊朝日 2012年8月3日号


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