夏野剛氏 「40歳でドコモの役員になったのはいいほうの『一寸先は闇』でした」 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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夏野剛氏 「40歳でドコモの役員になったのはいいほうの『一寸先は闇』でした」

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 NTTドコモの「iモード」サービスの立ち上げや「ニコニコ動画」の黒字化達成など、IT業界で数々の実績を挙げ、日本のIT業界を牽引する夏野剛・慶応大学特別招聘教授。順風満帆な人生を歩んでいるように見えるが、人生哲学は「一寸先は闇」だという。作家・林真理子さんとの対談で語った。

*  *  *
夏野:僕は起業していた当時、インターネットのことを考えている大企業を全部回っていましたから、インターネットで新しいサービスを考えている大企業の担当者と、全員知り合いだったんです。

林:「日本のIT生みの父」って孫さんだと思っていたけど、その長男世代の夏野さんもすごいんですね。

夏野:僕とか三木谷(浩史)君とか、エイベックスの松浦勝人君とか、あのへんがみんな同世代なんです。孫さんの次の世代ですね。

林:肩書、慶応の教授もいいけど、「日本のIT生みの親の長男」とか、そうしたほうがいいんじゃないですか。(笑)

夏野:いや、いいんです。僕の人生哲学は「一寸先は闇」。今、全力を出せるかどうかだけ。だから、来年何の仕事をやっているかわからないんです。ドコモに入ったときも、最初、契約社員としてやっていて、そこから40歳で役員になったのは、いいほうの「一寸先は闇」。悪いほうの「一寸先は闇」は、会社がつぶれて、家庭も崩壊して......。

林:あ、家庭崩壊しちゃったんだ。

夏野:スティーブ・ジョブズさんのスタンフォード大学での有名なスピーチがあって、「人生には点がいっぱいある。それが線としてつながって今の自分がある」というスピーチなんですけど、痛いほどよくわかるんです。

※週刊朝日 2012年3月23日号


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