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旬到来!にんにくの不思議なチカラと上手な保存法

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これから旬を迎える「にんにく」

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ピラミッド建設は、にんにくパワーのおかげ!?

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「S-アリルシステイン」たっぷり!にんにくの醤油漬け

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新しい年度が始まって早1ヶ月。みなさん新生活には慣れましたか?気候もよいですし、春らしい暖かい日々に“冬の間になまった体をメンテナンスしたい”という意欲が湧いてくる方も多いのではないでしょうか?
GWを目前に控え、長期連休中に生活習慣を見直して、健康な体づくりに取り組み始めるのもよいですね。
手始めに、健康に良い食品を積極的に取り入れてみてはいかがでしょう? 中でも昔から私たち日本人になじみのある「にんにく」。実はこれからが旬の時期なのです。

「にんにくを食べると元気になる」は本当!?

にんにくは中央アジアのキルギス地方が原産地といわれています。今から約6000年前の古代文明の時代、すでににんにくは食用および薬用の植物として認知されていました。エジプトでは、ピラミッド建設に従事していた労働者の疲労回復薬(強壮剤)として栽培されていたのだとか。日本でも奈良時代には中国経由で伝わり、古事記や源氏物語にも「大蒜(おおびる)」として登場しています。
「にんにくを食べると元気になる」といわれますが、成分を分析できなかったはずの古代から、疲労回復に明らかな効果を発揮したにんにくには、確かにそれを裏づける有効成分が含まれていたのです。
にんにくには「ビタミンB1」が含まれています。「ビタミンB1」は糖質を分解してエネルギーに変える際に欠かせない栄養素で、疲労回復(=元気になる)に有効な成分。しかし水溶性な上に熱に弱く体内への吸収率がおそろしく低いという特徴があります。「ビタミンB1」の吸収率を高め、余分なビタミンは体内に貯蔵しておければ……そんな働きをする成分が、あるのです!
にんにくには独特のニオイがありますが、そのニオイの元となる成分「アリシン」と、にんにくに含まれる「ビタミンB1」が体内で結合し、「アリチアミン」という脂溶性ビタミンに変化します。「アリチアミン」は体内に長くとどまり、糖質のエネルギー変換を助けてくれるのです。
ちなみにこの性質を利用したのが、栄養剤「アリナミン」。
古代、ピラミッド建設の現場の人々も、現代のサラリーマンも、にんにくのチカラに助けられているというわけです。

にんにくのチカラを高める保存法

にんにくは今では北海道から沖縄まで各地で生産されていますが、中でも青森産のものが国産シェアの7割を占め、質も優れているといわれています。
地方によって多少時期が異なりますが、5月から8月に収穫し20日間程度乾燥させた後市場に出まわるにんにく。まさにこれから旬を迎えます。特に5月から6月にかけて出まわる収穫後間もない「新にんにく」は、みずみずしくて甘味が強いのが特徴です。
買ってきたら、風通しのよい涼しい所で保管しましょう。一かけずつにばらして表皮を剥きラップで包んで冷凍すれば、日持ちするうえ、冷蔵庫解凍で生と変わらない状態になります。
アメリカの国立がん研究所が1990年に発表した研究結果によると、にんにくに含まれる「ジアリルトリスルフィド」という成分が、がん細胞の増殖を抑えがん発症のリスクを低下させるのだとか。
この「ジアリルトリスルフィド」はオリーブオイルで低温加熱調理するとより発生しやすくなるので、にんにくの薄切りをオリーブオイルで炒め、保存容器に入れて冷蔵保存するとよいでしょう。サラダのドレッシングとして重宝しそうです。
また近年、体内の有害物質に対して攻撃を行うナチュラルキラー細胞が弱った時に、本来の働きができるよう作用する「S-アリルシステイン」についても明らかになってきました。「S-アリルシステイン」はにんにくだけに含まれる成分で、生のにんにくにはわずかしか含まれていないのですが、熟成することで増えるのだそうです。
そこで、一かけずつにばらして表皮を剥いたにんにくを、醤油漬けにしてはいかがでしょう。にんにく風味の醤油は調味料として、漬けこんだにんにくはお漬物として食べられますよ。
オリーブオイルやワインビネガー、酢、味噌などに漬けてもよいですね。薬味として、またひと味違う調味料として食卓を豊かにするだけでなく、みなさんと家族の健康に一役買ってくれそうです。
―― 旬のにんにくを美味しく食べて、疲れ知らずの元気なカラダを手に入れましょう!


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