さあ、スキーの季節が始まるぞ!! 今年トライしたいウインタースポーツはどれ?

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スノーシューを履けば雪深い道でもトレッキングで... (11:00)tenki.jp

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北国からは雪の便りが届き、標高の高い山では雪が積もりはじめています。さあ、今年もいよいよスキーのシーズンが始まります。近ごろのゲレンデでは、スキーやスノーボード以外にも、短い板のスキーや自転車型のボード、空気で膨らませたスライダーなど、楽しそうな“乗り物”を見かけることが多くなりました。そんな“雪遊び”を横目に見ていた方も、今年は新しいウインタースポーツに挑戦してみてはいかがですか。

「スノーシュー」で雪の山道を歩く。「かんじき」と原理は同じ。冬の自然を楽しもう!!

最近、「スノーシュー」を履いて冬の山道を散策するスノートレッキングが人気を集めています。
スノーシューは、冬靴に直接装着できるので、スキーのような特別なブーツは必要ありません。日本に古くから伝わる「かんじき」と原理は同じで、装着すると体重の圧力が分散されるので、普通の靴では歩くことができないような山道でも、深い雪に足が埋まることなく、雪の上を歩くことができます。
スノーシューのつくりを見てみると、かんじきと少し違うところがあります。かんじきはつま先からかかとまで固定されていますが、スノーシューはクロスカントリースキーのように、かかとの部分がシューから少し離れるようになっています。この、「かかとの解放」が重要で、かんじきは歩くときに、一歩一歩、右足、左足というように重心を片足ずつしっかりかけて、がに股で歩かなければなりませんが、スノーシューはかかとが解放されている分、かんじきよりも歩きやすくなっています。また、ストックを使うと、より歩きやすくなります。
まだ誰も歩いていない道なき道をガシガシ歩き、凛とした静かな空気と冬の自然を楽しむ…。雪山をすべるスピーディーなスポーツとは違った味わいがあるスノーシューイング。スキーやスノボのように大げさな道具を用意する必要がなく、また、技術を練習する必要もないので、中高齢者など運動に自信がない人でも楽しむことができるウインタースポーツです。最近ではレースも開催されるほどの人気ぶりです。

短い板の「ショートスキー」が人気。ストックを使わない「スキーボード」でコブやエアも!!

「ショートスキー」は板の長さが短いスキーです。「ファンスキー」、「スキーボード」、「スノーブレード」などの種類がありますが、長さなどの厳密な規定はありません。90年代から短い板が登場しはじめ、今では120~140cm、100cm未満など、さまざまな長さのものが出回っています。初心者がスキーを習うときに、板の長さが短いと短時間で滑ることができるようになるため、中高生のスキー研修などでも120cm前後の板が多く使われています。
100cm以上の板には「セーフティビンディング」をつけることが義務づけられています。これは、転倒して無理な力が加わると板が外れる ようになっている装置で、大きなケガを予防するものです。一方、100cm未満の板には義務づけられていないので、靴は板に固定されたままになります。ちょっとした転倒でも大ケガになりかねないので、注意が必要です。
「スキーボード」は100cm未満の板を使います。板の前後が反り返っていて、後ろ向きにも滑ることができます。一般的にストックを使わず、子どもの長靴にくくりつけるミニスキーのような感覚で滑ります。
短い板の場合、基本に忠実でなくてもターンしやすく、コブ斜面でも容易に滑ることができます。軽いのでエアの動作もできます。短いので持ち運びが楽で、安い価格のものも出回っています。反面、短い分、安定性が劣るので、慣れるまではスピードを出すと不安定になりがちです。飛んだ後にバランスよく着地するのも難しいようです。また、板が短いのでフカフカの新雪には向きません。バックカントリーなどで林に入ったら、かんじきのように一歩一歩踏みしめる形になってしまいます。

まるで自転車!! 「スノースクート」 「スノーモト」。バイク好きのオヤジたちも冬に楽しむ。

最近、ゲレンデでよく、自転車のような乗り物を見かけることはありませんか。これは「スノースクート」(または「スノーモト」)で、雪上自転車または雪上バイクなどともよばれています。自転車のようなハンドルがあり、自転車のタイヤの代わりに前後に2枚のボードが並んでいて、両足をそろえて乗ります。
スノーモトには「シートブーム」という椅子がついていて、スノースクートにはついていませんが、どちらも乗り方はほぼ同じです。専用のウエアやブーツは必要ありません。自転車に乗るような感覚で、どちらもすぐに乗ることができます。なだらかな斜面ではそれほどスピードが出ないので、子どもでも楽しむことができます。自転車愛好家やバイク好きのオヤジたちにも人気が高く、“愛車”(?)をカスタマイズして乗っている人も増えています。
とはいえ、簡単であるがゆえに奥が深い乗り物です。すべることに関してはわりと早く習得でき、スピードもどんどん出せますが、それゆえに、転んだり止まったりする技術がおろそかになりがちです。かなりのスピードが出るので、骨折などのケガをする人も多いようです。ケガ予防のためにも、慣れるまでは初級コースで“転ぶ”、“止まる”、“ターン”の練習を積み重ね、ヒザや腰の使い方をマスターしてから、上級コースに行ったほうがいいようです。レースも各地で行われているほか、世界選手権も開催されています。

腹ばいで滑る「エアボード」も迫力満点!! 子ども用のソリも年々進化。

大人が楽しむスライダー系で最近話題なのは、「エアボード」です。海で遊ぶボディーボードの雪上版といったところでしょうか。ゲレンデで見かけた方も多いと思います。エアボードは空気で膨らませまるので、タイヤのチューブ滑りのような感覚です。滑るときはボードの上にうつぶせの状態で乗り、ボードの両脇についている持ち手をつかんで滑り降ります。発祥はスイス。ヨーロッパではすでに人気上昇中です。雪面から40cmのところに目線があるので、スピードがそんなに出ていなくても体感速度が速く感じられ、迫力満点です。
操作はそれほど難しくありません。体重移動だけで簡単に曲がることができます。止まるときは滑る方向に対しボードを90度にして止まります。簡単な練習で、止まったり曲がったりすることを覚えることができます。しかし、“直滑降”をするとかなりのスピードが出る乗り物です。ゲレンデで危険を感じた方もいると思います。最近はガイドが指導する体験ツアーも増えているので、これから始めようとする方はケガ予防のためにも、一度基礎を習ってからデビューしたほうが無難かもしれません。
子どもが遊ぶソリも、年々進化しています。昔からある定番の、舟のような形をしたソリにも、座席がついたりハンドルがついたりしているものも登場しています。また、写真のようなスカイボートとよばれる薄型のソリ(?)も人気です。軽くて場所もとらないので運ぶのにも便利です。最近ではこのスカイボートのようなソリを米袋で手作りする「米袋ソリ」も注目されています。作り方は簡単で、米袋の中に正方形に切ったダンボールとクッションを入れて、持ち手をつければ完成です。
北海道・大雪山黒岳は11月11日、いよいよオープンです。次いで、北海道では続々とオープンが予定されています。最近は、スキーやスノボのような大がかりな用具をそろえなくても、手軽に楽しむことができるウインタースポーツが増えてきています。今年はどんな“雪遊び”に挑戦しようか…。今から楽しみですね。

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