激化する抗争に業を煮やした警察による、事務所の使用制限の仮命令が、とうとう「山口組のハロウィン」を中止に追い込んだ Photo by Kenichiro Akiyama(以下同)
総本部前を通って帰宅する小学生の姉妹。怖がる妹を気丈にも姉が守り家路についていた。遠くから警察官5人が警戒に当たっていた
兵庫県公安委員会による「使用制限」の標章。事務所は一切使用禁止で、ここに住民票を置く関係者ですら退去を促される。だが、何人かの関係者が中にいるようだった
昨年までのハロウィン実施時とは異なり、いつ抗争が起きても不思議ではない場所だけに、異様なまでの緊張感が漂っていた。先月の発砲事件では犯人が雑誌記者を装っていたことから、記者のカバンの中身や身分証明書のチェックも行われた