もともと、欧米系の住民しかいなかった小笠原諸島に日本人の入植が始まったのは日本政府が島の領有を確定した1876年以後のこと。彼らの末裔はいまも島に暮らす。「アメリカ人でも日本人でもない、『小笠原人』だ」というアイデンティティー。太平洋戦争の前後、日米の間で翻弄された彼らの姿を写した写真家・長沢慎一郎さんの作品を紹介します。

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