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登起波漬
山形・登起波牛肉店
登起波漬(ときわづけ)は、米沢牛を地味噌と酒粕に漬け込んだもの。少々の水とともに、強火で焼き上げる。昭和天皇が皇太子時代の大正14年、山形訪問の折に2樽も買い上げるなど、皇族方が何度もお求めになってきた。モモ肉とロースの2種がある。モモ肉220g入り3240円から
米沢市中央7―2―3
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惣花
兵庫・日本盛
地下硬水と山田錦、独自の惣花(そうはな)酵母で造られる純米吟醸酒。明治時代から、皇室行事や宮中晩餐会などで賓客に振る舞われてきた。昭和天皇即位式には、御用酒として納入された。香りが柔らかくて、料理をうまく引き立ててくれる。720ml(化粧箱入り)1728円ほか
西宮市用海町4―57
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昆布〆たらこ
北海道・竹丸渋谷水産
厳冬のアラスカ海域で捕れたスケソウタラを、船上で素早く処理。そのタラコを、日高三石で採れた昆布とともに5日間じっくり漬け込む。一粒一粒が大きくしっかりとしていて、口の中でプチプチと弾けていく。約50年前から宮内庁に納めてきた海の幸である。450g入り5000円ほか
白老町虎杖浜179―5
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美濃
神奈川・小田原みのや吉兵衛
創業450年の老舗の自信作。淡泊で脂が少ない生のシログチ(イシモチとも呼ぶ)が主原料。和三盆糖を用い、噛むと弾力のある歯ごたえと優しい甘みが感じられる。昭和57(1982)年に初めて皇室献上を許された。同社は塩辛と梅干しを献上した実績もある。紅白各1本2970円
小田原市栄町2―7―38(錦通り店)
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紫野味噌松風
京都・松屋常盤
小麦粉に白味噌と砂糖を加えて練り、焼き上げた。モッチリとした生地はほんのりと甘く、味噌の香りが心地よい。明治天皇がお好きで、ご成婚25周年の祝典にも献上された。昭和天皇も気に入られ、京都御所に来た折には、侍従が店舗で買い求めたという。1箱(小)800円ほか
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紫野味噌松風
京都・松屋常盤
京都市中京区堺町通丸太町下ル橘町83
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青丹よし
奈良・千代の舎 竹村
吉野葛と和三盆糖で作った落雁。抹茶入りで、奈良の木々の緑を表している。江戸時代に有栖川宮が、和歌の枕詞から命名したといわれる。それほどまでに、皇室との縁は深く長い。寒梅粉入りのピンクの落雁もあり、そちらは朱色の建物を表しているそうだ。6枚入り1390円ほか
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青丹よし
奈良・千代の舎 竹村
奈良市東向南町22
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ニコスコーヒー ロイヤルブレンド
東京・珠屋小林商店
コーヒー業界で唯一、現在も宮内庁に納品しており、晩餐会や園遊会に用いられている。皇室用ブレンドに最も近い味に仕上げたのが、ロイヤルブレンド。ブラジル、コロンビア、キューバ産の生豆がベース。強い香りと深いコクが特徴だ。豆と粉、2タイプある。200g入り1242円
中央区京橋1―14―10
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京漬物
京都・赤尾屋
明治時代から宮内省御用達として納めてきた赤尾屋は、元禄12(1699)年創業。名物のみやこ漬は、キュウリなどを京都大原のチリメン赤紫蘇で漬け込んだ。白醤油で漬けた小かぶら漬、京都壬生が原産の伝統野菜を用いたみぶ菜など多彩な味を楽しめる。予算に応じて好みの商品の詰め合わせが可能
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京漬物
京都・赤尾屋
京都市東山区本町7―21
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たぬき煎餅
東京・たぬき煎餅
昭和7(1932)年、皇太后(大正天皇の妻・貞明皇后)がお買い上げになった。昭和10年に宮内省御用達となり、17宮家の御用を拝命。厚焼きの大狸と薄焼きの小狸はサクッと柔らかく、古狸は歯ごたえ十分で、上質の米を使っているのがよくわかる。直焼詰合18枚入り3240円ほか
港区麻布十番1―9―13
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六時屋タルト
愛媛・六時屋
こし餡をカステラ生地でくるむ菓子は、松山藩主・松平定行が考案したというローカルスイーツ。昭和28(1953)年に国体で松山を訪れた昭和天皇ご夫妻は、六時屋のタルトを召し上がった。気に入られたようで、昭和41年に植樹祭で訪れた時にも、ご用命があったという。特大2本入り3024円ほか
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六時屋タルト
愛媛・六時屋
松山市勝山町2―18―8
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シャトーブリヤン・ミュール
山梨・サドヤワイン
昭和11(1936)年、フランスの苗木でブドウ栽培に成功。辛口ワインの醸造を始め、4年後に宮内省に納入を開始。納得いくワインが完成し「シャトーブリヤン」の名で販売を始めたのは昭和25年。昭和44年には皇太子(現天皇)が醸造所を訪ねた。カベルネ・ソーヴィニョンを使用している。2700円
甲府市北口3―3―24
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稲庭干饂飩
秋田・佐藤養助商店
宗家の佐藤(稲庭)吉左ェ門が、佐竹藩主の御用製造を仰せ付けられていた歴史を持つ。明治14(1881)年、明治天皇が巡幸の際に湯沢でご覧になり、明治20年から宮内省お買い上げとなった。厳選した数種類の小麦粉をブレンドした専用粉を用い、喉越しがよい。化粧箱入り150g5本入り3240円ほか
湯沢市稲庭町字稲庭229
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秋の夜長、うまいものを食べたくなる。そんな時ぴったりなのは、皇室ゆかりの品々
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