実写レポート 「ライカ Q2」の実力 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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実写レポート 「ライカ Q2」の実力

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河田一規dot.#アサヒカメラ
有効4730万画素の35ミリ判フルサイズセンサーとライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.を搭載したライカQ2。税込標準70万2000円だ。

有効4730万画素の35ミリ判フルサイズセンサーとライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.を搭載したライカQ2。税込標準70万2000円だ。

 ライカQ2は28ミリF1.7の大口径広角レンズを搭載したフルサイズコンパクト機。大ヒットだったライカQ(2015年6月発売)の後継モデルだ。主な改良点は、撮像素子が2420万画素から4730万へと高画素化されたほか、防塵・防滴構造の採用や、有機EL化された電子ビューファインダー(EVF)が主な改良点である。

【このカメラで撮影した写真はコチラ】

 実際に手にして最初に感じたのはボディーがちょっと重くなったこと。大きさは前モデルのライカQとほぼ同じだが、明確に重さが増している。これは高画素化とそれに伴う画像処理に対応するためライカSLと同じ高容量バッテリーに変更されたのが主原因だが、ライカQとの約78グラムの差は、けっこう大きい。とはいえ、例えばライカM10にF2のズミクロン28ミリを装着した状態と比べれば、まだ200グラムも軽く、持ち出し時の気軽さという点ではM型ライカよりもかなり有利ではある。

 使ってみて一番感心したのは操作性のよさだ。ライカQ2では上面電子ダイヤルの中央にプッシュボタンが新設され、ボタンを押すとあらかじめ登録しておいた機能が呼び出せる。これだけならよくあるファンクション機能だが、ボタンを長押しすることで登録できる機能の候補列が表示され、即座に変更できるようになっている。多くのカメラではメニューを呼び出して、さらにカスタマイズ項まで入らないとファンクションの機能を変更できないのに比べ、非常に使いやすく、かつ、わかりやすい。撮影シーンによっては一時的にボタンへ登録する機能を変えたいときも簡単に対応できる。
レンズの解像性能は文句なしに高く、かなり遠方の標識に書かれた文字も難なく読み取れる。4730万という画素数は通常使用にはオーバースペックに思えるが、35ミリや50ミリ相当へクロップしても必要十分な画素数をキープできることは大きなメリットだ●ライカQ2・ズミルックスf1.7/28ミリ ASPH.・絞り優先AE(絞りf11・160分の1秒・-0.6補正)・AWB・ISO100・RAW

レンズの解像性能は文句なしに高く、かなり遠方の標識に書かれた文字も難なく読み取れる。4730万という画素数は通常使用にはオーバースペックに思えるが、35ミリや50ミリ相当へクロップしても必要十分な画素数をキープできることは大きなメリットだ●ライカQ2・ズミルックスf1.7/28ミリ ASPH.・絞り優先AE(絞りf11・160分の1秒・-0.6補正)・AWB・ISO100・RAW

 もうひとつ感心したのはEVFの見やすさだ。ライカQの液晶から有機EL(OLED)になったことで、ドット数は同じでもライカQよりコントラストが高くなって格段に見やすい。メリハリがあるので被写体を瞬間的に把握しやすいのだ。接眼光学系も新しくなっており、約0.7倍から約0.76倍へファインダー倍率が大きくなったことも見やすさに貢献している。


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