「細かいことを気にしない大ざっぱな性格だそうで、そんな性格を治した方がいいのかと悩んでいるとバラエティー番組で告白していたこともあります。なんでも、過去には『いずれ乾くなと思い、台風の日に傘を持たず現場に来た』『番組のアンケートなどの締め切りを守れない』『おなかが空いておにぎりを買うも手をつけないどころか、買ったことすら忘れていた』などのエピソードがあるそうですが、ある意味、おおらかさが表れているようにも感じます」(同)


■BTSとの交流も話題に


 加えて、共演者からも坂口の人柄をほめる声があがっている。

「昨年公開された主演映画『仮面病棟』で共演した永野芽郁は坂口について、『いつも穏やか』と同映画のイベントで話していました。永野は作品の内容から少しピリつくところも多いだろうとは思っていたそうですが、『坂口さんが穏やかで“みんなで作品を作ろう!”という感じでいてくれたので、楽しかったです!』と、感謝の気持ちを表していました。優しくて温かい心の持ち主だけど、鈍感で少し抜けたところもある坂口は、まさに母性本能をくすぐられるようなタイプ。10月期のドラマの役柄や演技次第ではさらに女性人気が高まるのではないでしょうか」

 ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、坂口の魅力をこう分析する。

「目の肥えた朝ドラ視聴者がハッシュタグで盛り上がるというのは、まさに人気俳優の証です。パブリックイメージを見る限り、おとなしくて物腰が柔らかく、自己主張が強いタイプではないのですが、存在感は抜群。その優しいほほ笑みに心癒やされる人も多いのでは。連続ドラマ初主演作である『シグナル 長期未解決事件捜査班』の主題歌を担当した世界的人気の韓国アイドルグループ・BTSとも交流があるようですし、将来はぜひとも世界に大きく羽ばたいてほしいですね」

 菅波先生役で完全に一皮むけた坂口。次回ドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」では、堅物で変人だが仕事はできるサラリーマン役ということだが、想像以上の胸キュンを与えてくれそうだ。(丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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