お笑いコンビ・ぺこぱ。左からシュウペイ、松陰寺太勇(C)朝日新聞社
お笑いコンビ・ぺこぱ。左からシュウペイ、松陰寺太勇(C)朝日新聞社

 お笑いコンビ・ぺこぱの勢いが止まらない。4月から「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)の金曜日新レギュラーとして出演し、子ども向け番組「天才てれびくんhello,」(NHK・Eテレ)にもレギュラーとして生放送回に登場。さらに、関西ローカルではあるがMCを務める新番組「キミもマンガの主人公 週刊ケッカマチ」(ABCテレビ)もスタートする。

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「M-1グランプリ2019」(テレビ朝日系)での“ノリツッコまない”漫才で注目を集め「誰も傷つけない笑い」という斬新な芸風で知られるぺこぱ。出始めの頃はキャラ受けという側面もあり、飽きられそうな要素もあった。が、ブレークから1年を超えてもレギュラー番組が増加しているところを見ると、結果的には、同じM-1でチャンピオンに輝いたミルクボーイより売れたと言ってもいいだろう。

「芸風が今の時代の感覚に合っていたというのはありますが、同時に2人の異なる性格が視聴者に浸透したことも大きいでしょう。まず、ツッコミ担当の松陰寺太勇(37)はメーク姿が印象的ですが、中身は意外としっかり者。正月の生放送のネタ番組では、MCが『続いてはバイきんぐさんです。どうぞ!』と進行するも、準備ができていないというハプニングが発生。これに松陰寺は『俺に任せて! 時を戻そう!』と、お決まりのフレーズで笑いに変え、SNS上では、『仕事できる人』『頭の回転が速い』と称賛の声が集まっていました。さらに、『ダウンタウンDX』に初出演した際、松本から『(初出演なのに)爪痕を残したんじゃないの?』と声をかけられたそうで、先日放送された同番組で『あの一言で1年間頑張れた』と、真面目に振り返っていました」(テレビ情報誌の編集者)

 最近はファンデーションの明るさやアイシャドーの濃度を少しずつ落とし、素顔に近づけていると明かした松陰寺。テレビ番組での対応力だけでなく、今後の展開も考えているということだろうか。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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松陰寺の「政治的発言」が話題に