成功事例『ゼクシイ』も初めは反対された!? “思考停止マン”から「イエス」を引き出す論法 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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成功事例『ゼクシイ』も初めは反対された!? “思考停止マン”から「イエス」を引き出す論法

連載「モチベーション下げマンとの戦い方」

西野一輝dot.#西野一輝
「この一言」で一発逆転(hinooto / PIXTA)

「この一言」で一発逆転(hinooto / PIXTA)

西野一輝氏

西野一輝氏

 あなたの周りにムダにやる気を下げてくる人物はいないだろうか? 経営・組織戦略コンサルタントの西野一輝氏は、こうしたやる気を下げてくる人物への対策を『モチベーション下げマンとの戦い方』(朝日新聞出版)として上梓した。今回登場するモチベーション下げマンは「やたらと反対してくる上司」について。

*  *  *
「前例がない」と反対意見を述べてモチベーションを下げる人がいます。

 そもそもいまの時代において、前例に基づいて意思決定をするということは大きな成功につながりにくいものです。二番煎じと見られることもあり、大体競合に負けていくのが常です。

 プラス、リーダーになれる人とは、古い言葉で言うと、ブルーオーシャンに入っていける人でもあります。

 とすると、前例がないと反対してくる人は、その人の役割意識として反対している場合があります。「会社として慎重に考えなさい」という意味合いで、象徴的な「前例がない」というネガティブな発言をしているのです。

 ここで、「前例があればやるのですね?」と上げ足取りのように言質を取って「これは前例じゃないでしょうか」と無理やり前例らしきものを探しにいく方法もありますが、それよりはポジティブな印象を持たせながら進める方法をおすすめします。

「前例がない」と言われたときに大切なことは、「だからやるんじゃないですか?」ということを相手にさらっと返すことなのです。

 まず、反対意見を言わなければいけないその人を立ててあげるのが効果的です。「その発言はごもっともです」と受け止め、価値を提示しながら「だからこそやりましょう」と言いきってみるのです。反対意見は会社を代表するものではなく、慎重に検討するための洗礼であるケースがあります。相手は、その壁を乗り越えて「やるべき強い意志があるのであればやる」という期待をしているのです。一つ一つの発言をまともに受け止めて、モチベーションを下げてしまうのは大いにもったいない。自分の意思を貫く発言で阻止してみてはどうでしょうか。


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