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界面活性剤は効果アリ、首から下げる空間除菌は消費者庁が注意…コロナ対策の正解は?

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鎌田倫子dot.#がん#新型コロナウイルス
塩素系漂白剤を薄めても、食器やドアノブなど「物」の消毒に活用できる。ただし、手指には使わないこと

塩素系漂白剤を薄めても、食器やドアノブなど「物」の消毒に活用できる。ただし、手指には使わないこと

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、常に品薄状態といわれる除菌・消毒用のアルコール液やジェル。一方、通販サイトなどにはさまざまな“除菌”“消毒”商品が出回っている。本当に信頼できうるものは何か。玉石混交の情報が出回る中、現時点で有効な消毒方法や成分などを整理した。

【イラスト】正しい手洗い、うがいの仕方を解説!

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「知ってる?こんな便利なモノがあるのよ」

 3月下旬、70代の女性が手に入れたのは首から下げるタイプの「身につけるだけで空間除菌」とうたった携帯除菌商品。女性は買い物などで外出する時に利用し、同居する家族のみならず、離れて都心で暮らす娘にも勧めていた。

 ところがその1カ月半後、娘からこんな指摘があった。

「あれ、ほとんど効果がないらしいよ」

 消費者庁は5月15日、女性が使っていたような携帯型の空間除菌用品について、商品に表示された効果が得られない可能性があるとして、事業者を行政指導したのだ。商品の効果の根拠とされる実験は狭い密室で行われた結果で、屋外での使用では効果が得られない可能性があるという。

 一般消費者にも注意喚起を行っており、それを見た娘が女性に知らせてきたのだ。さらに女性は娘から、「消毒、抗菌、ウイルス対策って書いてあるからってなんでも飛びつかないこと」と釘をさされた。女性はこれを機に、家じゅうの除菌・消毒用品を点検。このときに初めて、成分や使用法を確認した。

「玄関に置いていた消毒液は、水とエタノールとグリセリンで濃度も大丈夫でした。でも首から下げるタイプは使っている人をよく見かけていたんです……。知らないと信じちゃいますよね」

 この女性に限らず、“除菌”“消毒”“ウイルス対策”をうたうさまざまな商品やネット上の情報に振り回されている人は多いのではないだろうか。国民生活センターや製品評価技術基盤機構(NITE)への取材などから現時点でわかっていることを整理した。

■手洗いはなぜ効くの?界面活性剤は効くものと効かないものがある

 厚生労働省も推奨している「手洗い」。日本人には習慣化されているため疑いを持つ人はほとんどいないが、たとえ、流水であってもウイルスを流すことができる。さらに石鹸を使えば、コロナウイルスの周りにある「脂肪の膜」を壊すことができるため、さらに有効というわけだ。
 


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