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“失敗例”が多し… 韓国、台湾プロ野球の「好成績」は信用できない?

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西尾典文dot.
大きな期待を背負って入団した元阪神のロサリオだったが… (c)朝日新聞社

大きな期待を背負って入団した元阪神のロサリオだったが… (c)朝日新聞社

 昨年チーム最多の15勝をマークした山口俊(ブルージェイズ)が抜け、先発ローテーション再編が課題となる巨人。そんな中で柱として期待されているのが、昨年KBO(韓国プロ野球)で17勝5敗、防御率2.62という成績を残したサンチェスだ。年俸3億4000万円の2年契約、背番号20という点でも球団の期待の高さがうかがえる。しかしオープン戦ではここまで2試合に登板して4回を7失点と不安を感じる出だしとなった。

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 昨年大きな話題となったのはCPBL(台湾プロ野球)で二度の打率4割を記録し、2017年には三冠王にも輝いた王柏融だ。日本の複数の球団が獲得調査に乗り出し、最終的には3年契約で日本ハムに入団。しかし来日一年目の昨年は88試合に出場して78安打、3本塁打、35打点、打率.255という結果に終わっている。

 上述した二人のように韓国、台湾球界からNPB入りする選手は一定数存在しているが、その成功率は果たしてどうなのか。韓国、台湾での成績はどの程度参考になるのか。成功している選手の共通点はあるのか。過去の事例を見ながら検証してみたいと思う。

 まず過去10年間にNPB入りする直前に韓国、台湾でプレーしていた選手の成績をまとめてみると以下のようになった。

韓国球界:投手
ケルビン・ヒメネス(楽天・2011年来日)
2010年KBO:27試合 14勝5敗0セーブ0ホールド 防御率3.32
2011年NPB:13試合 1勝7敗0セーブ0ホールド 防御率3.69

マシス(ロッテ・2012年来日)
2011年KBO:10試合 5勝2敗0セーブ0ホールド 防御率2.52
2012年NPB:6試合 1勝4敗0セーブ0ホールド 防御率6.49

セドン(巨人・2014年来日)
2013年KBO:30試合 14勝6敗0セーブ0ホールド 防御率2.98
2014年NPB:10試合 4勝5敗0セーブ0ホールド 防御率4.67

バンデンハーク(ソフトバンク・2015年来日)
2014年KBO:25試合 13勝4敗0セーブ0ホールド 防御率3.18
2015年NPB:15試合 9勝0敗0セーブ0ホールド 防御率2.52

バンヘッケン(西武・2016年来日)
2015年KBO:32試合 15勝8敗0セーブ0ホールド 防御率3.62
2016年NPB:10試合 0勝4敗0セーブ0ホールド 防御率6.31

ハフ(ヤクルト・2018年来日)
2017年KBO:19試合 6勝4敗0セーブ0ホールド 防御率2.38
2018年NPB:35試合 3勝6敗0セーブ7ホールド 防御率4.87

ローチ(オリックス・2018年来日)
2017年KBO:28試合 4勝15敗0セーブ0ホールド 防御率4.69
2018年NPB:11試合 2勝3敗0セーブ0ホールド 防御率5.01

韓国球界:野手
ナバーロ(ロッテ・2016年来日)
2015年KBO:140試合 153安打48本塁打137打点22盗塁 打率.287
2016年NPB:82試合 62安打10本塁打44打点0盗塁 打率.217

ロサリオ(阪神・2018年来日)
2017年KBO:119試合 151安打37本塁打111打点10盗塁 打率.339
2018年NPB:75試合 68安打8本塁打40打点0盗塁 打率.242


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