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なぜプロ野球は「温情契約」が多いのか…メジャーは対照的に“超シビア”

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杉山貴宏dot.
巨人・中島宏之 (c)朝日新聞社

巨人・中島宏之 (c)朝日新聞社

 日米ともにオフのストーブリーグも折り返しの時期となった。毎年のように大型契約が続出するMLBはもちろん、トレードや移籍がMLBほど活発ではないNPBでも今年は千葉ロッテや楽天などは来季へ向け、移籍市場で大きな動きにでた。

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 そうした大物選手たちの動向の裏でひっそりと引退する選手たちも数多いわけだが、NPBではいったん名を成したベテラン選手たちには比較的甘いイメージもある。例えば巨人では中島宏之内野手、岩隈久志投手ら今季は戦力にならなかった選手たちが、大幅減俸こそされたものの来季契約を結べている。

 今季わずか2試合の登板に終わって中日を自由契約になった松坂大輔投手も、古巣の西武へ14年ぶりの復帰が決まって現役続行へ望みをつないだ。もちろん、誰もがこうした契約を結べるわけではない。球団側からすれば復活への期待やベテランがチームにいること自体の効果などを加味しての契約だろう。

 対してMLBはベテランにはシビアな現実がある。まず、30歳を超えた選手にはどの球団も獲得には極端に慎重になる。ポジションによって多少の違いはあるが、スピードを売りにするタイプの外野手は特に厳しい状況に陥ることが多い。

 シーズン中にまずまずの活躍をしたとしても、30代半ばとなると新たにメジャー契約を勝ち取るのは難しくなる。今オフにオリックスと契約して来日が決まったアダム・ジョーンズは、メジャー通算282本塁打で今季もダイヤモンドバックスで137試合に出場して16ホーマーを放ったが、34歳という年齢が自身の望むレベルのメジャー契約を結ぶにはネックになったといえるだろう。

 また、かつての二冠王マット・ケンプは35歳となった今季の不振もあって来季はマーリンズとのマイナー契約で再起を図るまでに追いつめられている。このケンプの例のように、マイナー契約からオープン戦でアピールして開幕までにメジャー契約を得ようというベテランはMLBでは数多い。


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