気温35度でも大丈夫? 台湾・蘇澳の猛暑のしのぎ方 <下川裕治の旅をせんとや生まれけむ> (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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気温35度でも大丈夫? 台湾・蘇澳の猛暑のしのぎ方 <下川裕治の旅をせんとや生まれけむ>

連載「旅をせんとや生まれけむ」

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下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(毎月)、「タビノート」(毎月)

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(毎月)、「タビノート」(毎月)

しばらく入っていると仄かに温かくなってくる。温泉成分があるから?

しばらく入っていると仄かに温かくなってくる。温泉成分があるから?

「冷たッ」

 冷泉とは聞いていたが、こんなに冷たいとは……。22度だという。

 その日も猛暑だった。気温は35度を超えている。プールに入るような感覚で体を沈める。底には石が敷いてあり、その間から気泡がゆらゆらとあがっている。ときどき大型の換気扇がまわる。浴槽に温泉ガスが溜まるのを防ぐのだという。

 浸かっていると次々に客が入ってきた。ざばっと入り、1分もしないうちに出ていく人が多い。体を洗うこともしない。仕事の途中に、暑さで火照った体を冷やしにきているように映るのだ。

 大人が平日の昼間、プールに行くわけにはいかない。しかし地下の冷泉なら……。それも無料の共同浴場である。蘇澳の人たちは暑い夏、こんなことをしていたのだ。


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下川裕治

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(隔週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(隔週)、「タビノート」(毎月)など

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