家は賃貸か、購入か? 永遠のテーマを判断するためのシンプルな思考法 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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家は賃貸か、購入か? 永遠のテーマを判断するためのシンプルな思考法

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「永遠のテーマ」とも言われる「家は賃貸か、購入か」という問題。『人生を自由に生きたい人はこれだけ知っていればいい お金で損しないシンプルな真実』(朝日新聞出版)の著者、経済評論家の山崎元氏に、冷静かつ合理的に判断するためのシンプルな思考法について教えてもらった。

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 もし、あなたがなんとなく「家は皆買うものだ」「人生である年齢になったら家を買うものだ」と思っているのだとしたら、考え直してみて欲しい。家を買うという選択は、決して自明ではない。

 不動産屋はよく、「家賃はいくら払っても、何も自分のものにはなりません。でも購入すればローンを払い終わった時、この物件があなたのものになります」などと言って家の購入を迷っている人の背中を押す。よく使われるセールストークだが、「自分のものになる」という点を過大評価しないよう注意したい。

 家を買うには、多くの場合住宅ローンを組むことになる。ローンの月々の返済額と、賃貸の家賃とを単純に比べて、「これくらいなら払える」と判断してしまうのは早計だ。

 現在は払えるかもしれないが、定年退職後までローンが残る可能性もある。将来何十年にもわたり、ずっと払い続けることができるか? それは有利な条件か?

 買うときは新築できれいな家かもしれないが、時間がたつと当然「築何十年」の古物件になっていくということを想像できているだろうか?

 また、例えば35年ローンで4千万円の家を購入する場合、金利や諸経費を合わせると、現在の低金利の状況下でも総額では6千万円くらいの支払いになる。2千万円ものお金を余計に支払うのだということを、把握できているだろうか?

 以上のことを、しっかり念頭においたうえで、本当に自分が家を買うべきかどうかを熟考して欲しい。

 家を買うということは、基本的には「不動産に投資する」ことだと捉えるべきだ。

 自分が住む家なのだから、そのような見方は違うのではないか、と思うかもしれない。しかし、人生にはしばしば予測できない変化がある。仕事で転勤になった場合には、住んでいる家を人に貸すことになるかもしれない。あるいは、転職して通勤が不便になったり、子どもができて狭くなったりして、売ることを考えるかもしれない。


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