上司銃殺し、逃げた19歳巡査「市民の身近な存在に」とかつて地元紙に語る (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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上司銃殺し、逃げた19歳巡査「市民の身近な存在に」とかつて地元紙に語る

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拳銃を捜す警察官 滋賀・警官射殺 (c)朝日新聞社

拳銃を捜す警察官 滋賀・警官射殺 (c)朝日新聞社

 巡査は滋賀県内出身。高校時代は野球部に所属し、3年生の時は、外野手として夏の地方大会などにも出場。警官を目指したのは、滋賀県警が開催したオープンキャンパスで警察の逮捕や捜査の様子を体験。その際、地元紙のインタビューに<「警察官になりたくて来た。交番や生活安全課で働き、市民の身近な存在になりたい」>と巡査は答えていた。

 その言葉通り、交番の勤務をスタートさせたばかりでの凶行だった。

「高校時代は、明るくて楽しいヤツだった。野球部でもタレントのものまねやったり、チームのムードメーカーで負けていても、大きな声出して鼓舞するような性格。オープンキャンパスの後では『警察はすごい、逮捕のシーンはすごい迫力だった』といい、警察学校への入校も喜んでいた。彦根署での勤務が決まってからも『警察は法律から、ち密な捜査、体力勝負の警備となんでもできなきゃ市民の力になれない。とにかく頑張る』と元気いっぱいに話していた。どうしてこんな事件を起こしてしまったのか。信じられない」(高校時代の同級生)

 一方、殺害された井本巡査部長は妻も警官で子供もいる。

「巡査はパワハラ、怒鳴られたからと言っているようだが、警官だからある程度は厳しい。だが、井本巡査部長はパワハラと言われるような指導をする人間ではない。本当に信じられない事件だ」と同僚は話す。

 警官が所持する拳銃で、同じ警官を射殺という警察史上はじめてという犯行。今後、警官の拳銃所持の在り方に一石を投じることになりそうだ。(取材班)


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