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“パ高セ低”の野球界 格差解消にはDH制の導入しかない?

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大谷翔平選手=2016年10月16日、山本裕之撮影 (c)朝日新聞社

大谷翔平選手=2016年10月16日、山本裕之撮影 (c)朝日新聞社

 セ・リーグとパ・リーグの実力格差が指摘されて久しい。

 先日、小久保裕紀監督が3月のWBCに臨む野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーを発表し、最後の1枠も田中広輔(広島)で決まった。選手たちの所属リーグを見ると、大谷翔平、宮西尚生、増井浩俊、大野奨太、中田翔の5選手が名を連ねた日本ハムを筆頭にパ・リーグ15人(日本ハム5人、ソフトバンク3人、楽天3人、西武2人、ロッテ1人、オリックス1人)、セ・リーグ12人(広島3人、巨人3人、ヤクルト2人、中日2人、DeNA1人、阪神1人)、そしてメジャーリーグ1人という構成になった。

 当初は田中ではなく中島卓也(日本ハム)ないし今宮健太(ソフトバンク)であったことから、辞退者さえなければセ・パの配分は16対11ということになっていただろう。

 また、こちらも周知のことであるが、2005年に始まったセ・パ交流戦ではセ・リーグ球団が優勝(勝率1位)したのは2回(12年、14年の巨人)だけで残りの10回はパ・リーグ球団が制しており、6球団の総合成績を見るとセ球団が勝ち越したのは09年だけ。通算成績ではパの925勝に対してセは821勝と大きく差がついている。

 また、日本シリーズでもパ球団が4連覇中で、03年以降14年間でセ球団が勝利したのは3回(07年中日、09年、12年の巨人)のみ。辛うじてセ・リーグが勝っているのは観客動員数(16年はセ6球団合計1384万8988人、パ6球団合計1113万2526人)ぐらいで、その他はパ・リーグがセ・リーグを圧倒しているのが現状である。


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