羽生結弦、史上初の“4連覇”をかけてGPファイナルへ 過去最高レベルの大会を制すことができるか (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

羽生結弦、史上初の“4連覇”をかけてGPファイナルへ 過去最高レベルの大会を制すことができるか

このエントリーをはてなブックマークに追加

GPファイナル4連覇に挑む羽生結弦(写真:Getty Images)

GPファイナル4連覇に挑む羽生結弦(写真:Getty Images)

 明日早朝から開催されるISUグランプリ(GP)ファイナルに、羽生結弦(22)が男女シングル初の4連覇をかけて臨む。いまの男子シングルを牽引する羽生が、先頭に立つきっかけとなったのは4シーズン前、2013年のGPファイナル初優勝だった。

 2013-2014年のソチ五輪シーズンまで、男子シングルの先頭はカナダのパトリック・チャン(25)が走っていた。当時最高レベルである4回転計3本のジャンプ構成、破格のスケーティング、フィギュアスケートの演技そのものを変革させるアプローチ。男子シングルはチャンの時代だった。しかし、チャンが世界選手権を3連覇して迎えた2013年GPファイナルで、羽生がチャンを下した。この勝敗から流れは変わり、羽生はソチ五輪で金メダルを射止め、続く世界選手権も制覇し、シーズン三冠に輝いた。

 ソチ五輪シーズンの羽生は、高精度なジャンプで他の追随を許さず、フィジカルを駆使したスピンにも利があった。なにより、心が強かった。シーズン序盤には、動かない体を気力で動かした試合もあった。地元仙台で東日本大震災を経験した19歳(当時)は、何かに突き動かされ、導かれるように勝利を掴んでいった。

 2連覇を遂げた2014年GPファイナルにかけては、羽生の運命が再び大きく動いた。GPシリーズでの衝突事故から復帰後、フリーで自己ベストを越えてみせたのだ。ファイナルまでの道のりは順調ではなく、演技前の6分間練習中に衝突事故のあったGP1戦目は、怪我や衣装が期日に届かないアクシデントもあり、出場自体危ぶまれていた試合でもあった。その後のGP2戦目で持ちこたえて、僅差でファイナル出場を決め、羽生自身の手で運命の糸を繋げる大会となった。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい