第1342回 助けたつもりが、助けてくれたナナ |AERA dot. (アエラドット)

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第1342回 助けたつもりが、助けてくれたナナ

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ナナへ

 あなた(写真、雌、推定15歳)が来て今年で13年になるね。

 ショッピングモールに置き去りにされて保健所行き寸前のところを、パパが連れて帰ってきた。これも縁だったんだね。

 その時うちには先住犬がいて、ママは2匹飼うのは無理だと思っていたの。飼ってくれる人を探したけれど、結局うちの子になったね。それで、パパとママは覚悟を決めたよ。この先ずっとあなたを守っていくってね。当時あなたは2歳くらいだった。

 ナナという名前はママが勝手につけたものだけれど、気に入ってくれたのかな。元はなんていう名前だったんだろう。ちょっと気になるな。

 先住犬のグーフィーにも優しく仲良くしてもらって、あなたはすぐになれたね。

 トラウマがあるのか、最初は外に出るのを嫌がっていたけど、グーフィーが散歩の楽しさを教えてくれた。

 一緒に田んぼの畦道や広い公園をよく散歩したね。2匹でのんびり歩く姿、可愛かったな。

 6年前、グーフィーが死んだ時、落ち込んでなかなか立ち直れないママのそばに、ナナはいつもいてくれたね。ずいぶん慰められたし、心強かったよ。

 あなたを助けたつもりでいたけれど、ホントはどれだけあなたに助けられたことか。ありがとう。

 今、あなたは左の股関節に腫瘍ができたせいで、病院通いの日々になってしまったね。でも、負けずに頑張ろうね。

 パパもママもできる限りあなたに寄り添っていくよ。あなたがいなくなる日のことを考えるとつらいけれど、できるだけ長く一緒にいたい。

 ナナ、まだまだよろしくね。

パパとママより

(金子由美子さん 千葉県/58歳/主婦)

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(更新 2019/9/27 )


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