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第46回 やりたいことリストを作る

文・大谷由里子

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マンガ/上大岡トメ

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「研修などで、仕事の目標設定の大切さを説くし、『やりたい仕事を考えなさいと』『やりたいことは何かを考えなさい』と言ったりするけれど、人生の中でやりたいことリストとかあまり作らないよね」

 と、講師仲間の男性が言った。

 たしかにそうかもしれない。

「人生で何をするか」

そんなことをじっくりと考えていなかった自分に気づいた。

「来年、どんな年にしたいですか」

「今年は、どんな年にしますか」

「会社で10年間、何をしますか」

 などと、研修やセミナーでは、しよっちゅう言っているのに、自分では、人生の中でやりたいことリストなんて作ったことがなかった。

 真剣に、自分の人生の中でやりたいことリストを作ってみることにした。

 まず、「何歳まで生きるのか」を考えてみた。

 平均寿命を生きるとしたら、あと30年くらいかなあ。

 そう思ったら、なんだか全然時間がない気がする。

 無駄な時間を過ごしている場合じゃない。

 ちょっとあせる。

 まだまだ行っていない国や世界がある。

 父が生まれたブラジルは、ぜったいに行ってみたい。

 そういえば、エジプトに行ってピラミッドも見てみたかった。

 もう一度、小学生時代の2年間を過ごしたアメリカのダラスにも行きたい。

 オーロラも見てみたかった。

 海外だけじゃない。日本でもまだまだ行けていない場所がいっぱいある。

 まだ行ったことのない屋久島も行きたい。

 30年前に行ったけれど、もう一度奥入瀬なども行きたい。

 行きたい場所が、次から次に出てくる。

 やりたいことは旅行ばかりなはずがない。


(更新 2016/1/ 5 )


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プロフィール

大谷由里子(おおたに・ゆりこ)

 1963年奈良県生まれ。京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。故・横山やすし氏のマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし注目を集める。2003年、研修会社の志縁塾を設立。「笑い」を取り入れた「人材育成研修」は、NHKスペシャルなど多くのメディアで話題となっている。 現在は、年間300を超える講演・研修をプロデュース中。主な著書に『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』(こう書房)、『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)など多数。