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第14回 行き詰ったときは、旅に出る

文・大谷由里子

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マンガ/上大岡トメ

マンガ/上大岡トメ

 ユースでは、たくさんの人たちと友達になった。

 その旅から、わたしは、旅の虜になった。

「どうせ会員になったんだし……」

 と、ユースを利用。あちこちをひとりでも旅する人になった。

 当時のユースには、バイクで一人旅をしているメンバーがいたり、友達と貧乏旅行をしている人もいて、すぐに友達になった。

 そして、20歳の時には、ひとりでアメリカにほとんどバックパッカーの旅に出た。

小学生の2年から4年までアメリカで過ごしていたわたしの手元には、当時の名簿があった。

 その名簿を頼りに友人に連絡して泊めてもらったりした。

毎日が、ワクワクの連続。ひとりでバスに乗ったり、無理やり誰かに頼んで行きたいところに連れて行ってもらったり。

 ここからは、完全に糸の切れた凧状態。塾の講師でバイト料を貯めては、旅に出る生活になった。

 塾のバイト仲間を誘って、車で奈良から北海道に行ったり、友達のお兄さんが「ロンドンにいる」と聞けば、友達に頼んでロンドンのお兄さんのところに友達と居候させてもらって、そこからヨーロッパを回ったり。

 旅をしていると、なんか自分が成長している気持ちになれた。

 結局、今でもその時のわたしがいるのかもしれない。

「自分って、小さいよなあ」

 と、思ったら、迷わず旅に出る。

「わたし、何も分かってないかも」

 そう感じたら、自分の目で見るために旅に出る。

「なんか、行き詰まっている」

 そんな時も、旅に出る。

 ありがたいことに一緒に旅してくれる気の合った仲間もいっぱいいる。

 めんどくさい時は、ひとりで旅に出る。

 ネットでホテルや旅する場所を検索しているだけでワクワクしてくる。


(更新 2015/5/19 )


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プロフィール

大谷由里子(おおたに・ゆりこ)

 1963年奈良県生まれ。京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。故・横山やすし氏のマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし注目を集める。2003年、研修会社の志縁塾を設立。「笑い」を取り入れた「人材育成研修」は、NHKスペシャルなど多くのメディアで話題となっている。 現在は、年間300を超える講演・研修をプロデュース中。主な著書に『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』(こう書房)、『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)など多数。

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