父娘による経営権争奪という「お家騒動」以来、業績不振が続く大塚家具の失速が止まらない。大塚久美子社長は2月8日の決算説明会で、2018年12月期に黒字化を達成する強気の計画を示したが、客足離れに歯止めがかからない。2020年の東京五輪の重要をにらんだ法人部門強化という成長戦略を示した。だが、その後も株価はじりじりと下がるなど、市場関係者の不信感が払拭(ふっしょく)されたわけではない。

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