【DeNA】


2017年外国人選手活躍度:A
来季の外国人選手展望:B

・外国人投手合計成績
117試合17勝11敗9セーブ34ホールド

・外国人野手合計成績
179試合187安打31本塁打106打点0盗塁

・外国人選手MVP:ロペス
142試合171安打30本塁打105打点0盗塁 打率.301

 チーム躍進のキーマンとなったのがロペス。シーズンを通じて安定した成績を残し、最多安打、打点王のタイトルも獲得するなど見事な活躍を見せた。投手で大きかったのがウィーランドだ。故障で1か月ほど戦列を離れた時期はあったものの、夏場以降はエース級のピッチングで10勝をマークした。同じく先発として期待されたクラインは2勝に終わったものの、セットアッパーとしてフル回転したパットン、シーズン途中に日本ハムからトレードで入団したエスコバーも中継ぎとしての貢献度は大きかったと言えるだろう。

 来シーズンもウィーランドは先発の柱として期待できるが、パットンとエスコバーは絶対的な力があるわけではなく、中継ぎはまだまだ手薄である。ロペスが年齢的にベテランに差し掛かっているのも気がかりであり、投手、野手とも有望な外国人の調査は必要だろう。

巨人
2017年外国人選手活躍度:A
来季の外国人選手展望:B

・外国人投手合計成績
143試合21勝17敗31セーブ31ホールド

・外国人野手合計成績
148試合170安打18本塁打80打点4盗塁

・外国人選手MVP:マイコラス
27試合14勝8敗0セーブ0ホールド 防御率2.25

 外国人選手の補強がうまくない印象が強い巨人だが、今年に関しては投手、野手ともしっかり機能していた。マイコラスが先発の柱となって14勝をあげており、リリーフもセットアッパーのマシソンが27ホールド、クローザーのカミネロが29セーブをマーク。野手もマギーが打率、安打数、打点、本塁打でチームトップと打線を牽引した。彼らの活躍がなかったら、さらに低迷していた可能性は高い。

 しかし来季は先発の柱であるマイコラスが退団することが非常に痛い。マギーが来年で36歳ということを考えると、安定勢力はマシソンだけである。投手、野手とも新たな戦力が必要なことは間違いないだろう。

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