本体容量は両機種とも、32GB・128GB・256GBの3種類。各携帯キャリアの価格はまだ明らかになっていないが、キャリアを問わず使えるSIMフリーモデルの価格が発表されている。税抜き価格は「iPhone7」が7万2800円(32GB)、8万3800円(128GB)、9万4800円(256GB)。「iPhone7Plus」が8万5800円(32GB)、9万6800円(128GB)、10万7800円(256GB)。色はジェットブラック・ブラック・シルバー・ゴールド・ローズゴールドの5種類となっている。

 多機能化が打ち出された反面、“犠牲”となった機能もあった。「iPhone7/7Plus」では、これまであったイヤホンジャックが失われた。このため、イヤホンを指して音楽を聴きたい場合、充電やデータ転送に使うライトニングコネクタをイヤホンジャックに変換する必要がある。しかしこの場合、充電しながら音楽を聴くことができない。無線に対応したイヤホンだとこれを補えるが、音質では有線に劣る。アップルユーザーはかねてより音にこだわる人が多いといわれているが、こうした音楽愛好家からは早くも「これならば、Androidを使ったほうがマシ」と嘆く声も出ている。(ライター・河嶌太郎)